記事内にプロモーションを含むことがあります
こんにちは!ぬいぺです。
今回はこれ↓
ボタンホールってミシンじゃなきゃ難易度高そうだけど、意外と手縫いでもできるんだよ。。。
YouTubeみながらちくちくできるし楽しいんだよ。。。😇
(明日詳しい縫い方伝授します✍️) pic.twitter.com/ql50aLK1NW
— ぬいぺ@ぬい服型紙職人 (@nuinuipe) February 6, 2020
ずばり、手縫いでできるボタンホールの作り方をお伝えします。
「ボタンホールってミシンがないとダメなんじゃ?」って思った人も大丈夫です。針と糸さえあればいつでもできます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
もくじ
意外と簡単!ボタンホールの手縫い
手縫いの民
手芸の初心者さんならボタンホールを手縫いするって未知の領域かもしれません。
わかります。わたしも「あんな細かい縫い目どうやって縫うんじゃい!」って感じでした。
でもやり方がわかれば同じことの繰り返しなので、意外とイケます。楽しいです。むしろ手縫いは針と糸があればどこでもできるのが強み。テレビやYouTubeをみながらチクチクできますよ〜!(*^^*)
ちなみにわたしは専門学生1年で手縫いのボタンホールを初めてやったのですが、わりと絶望的でした。
教科書をみてもよくわからない(°_°)説明少なっ!白黒だし!
(教科書の汚い字は先生の話を聞きながらとったメモです。笑)
ぶっちゃけ当時は速いし楽だしボタンホールなんかミシンでやればいいじゃん!って思ってました。(でも学校の課題で提出しなきゃいけなかった。)
今なら教科書の説明で理解できるのですが、たぶんほとんどの初心者さんはわけわからないと思います。わたしもそうだったので(°_°)
なので今回は過去の自分に教えるイメージで、写真をたくさん使って詳しく解説してみます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
ボタンホールを手縫いする糸
糸は20~30番手の手縫い用やボタンつけ糸を使います。数字が小さいほうが太いのですが、わたしは16番手の穴糸も使っています(*^^*)
ちなみに縫い方の説明では20番手の糸を使っています。太い糸のほうが初心者さんでもきれいに仕上げやすく、おすすめです。
ちなみに100均でも売っていますが、質のよさなら手芸屋さんの糸を使ったほうが間違いないですm(_ _)m
手縫いのボタンホールのコツ
糸の長さ
ボタンホールを手縫いするときに気をつけてほしいのが糸の長さです。糸は長すぎると絡まるし、短すぎると糸が足りなくて大変な事態に(°_°)
ずばり、糸の長さはボタンホールの大きさの30倍が目安です。
たとえば1.5 ㎝のボタンホールを作るなら、1.5 ㎝×30=45で糸の長さは45 ㎝ほど必要になります。
でも今回最後が短くてやりにくかったので、+15 ㎝くらい長くてもよかったかな?って思いました(^^)
糸をろう引きする
糸を絡みにくくする方法のひとつに「ろう引き」があります。
ろう引きとは、糸にろうをつけることで糸の毛羽立ちをおさえ、強度をあげるのが目的です。手縫いのレザークラフトでも有名な手法ですね(^^)
文化の教科書にわかりやすいやり方の説明があったので、ご紹介。
わたしのメモが邪魔してますね、すみませんm(_ _)m
ろうは手芸屋さんやネットで買えます。
ちなみにろう引きの一番のメリットは糸が絡みにくくなることですが、わたしはろうを買うのがめんどくさくて指で糸をはじいて応急処置しちゃいます(*^^*)
これだけでも効果ありますよ〜!
裏に接着芯をはる
ボタンホールは糸同士が密接なので、縫い目がゆがみやすいです。
手縫いでもミシンでも共通のコツですが、生地の裏側に接着芯を貼っておくと強度が増すので、ボタンホールの出来がよくなります(*^^*)
【ボタンホールの手縫い】詳しい縫い方
ボタンホールの印をする
ボタンホールの位置に長方形の印をして、真ん中に線をかきます。ボタンホールの大きさはたてがボタンの直径+厚み、幅は0.3~5 ㎝です。
ちなみにわたしは今回ボタンが1.2 ㎝で厚みが0.3 ㎝なので、1.5 ㎝のボタンホールを作ります(^^)
ぬいぺ
印を細かく縫う
印をぐるっと細かめで手縫いします。ミシンがある人はミシンで縫うと楽です(*^^*)
縫い終わりは縫いはじめに少し重ねます。終わりに玉止めはしません。
縫い始めの玉止めはゴロつく原因になるのでカットしちゃいましょう(^^)
ほどけるのでは?と心配な人もいるかもですが、大丈夫です。細かく縫って重ねているし、もしほどけても土台の印の縫い目なので問題なし。
ボタンホールに切り込みを入れる
真ん中に切り込みを入れます。まち針で写真のようにとめておくと切り過ぎ防止になります。
まち針は糸よりちょっと手前に打つのがコツです。
ボタンホールに芯糸を通す
まず、表から針を刺して①に出します。
糸の結び玉は最後にカットするので、表に出ていてOKです(^^)
次に、針を表から②に入れて
裏から③に出して、④で裏に刺します。
最初の①のすぐ横に針を出します(⑤)
ダッフィー太郎
ボタンホールをかがる
いよいよ本番となるボタンホールまわりをかがっていきます(*^^*)
切り込み部分に針を入れ、⑤の上のきわから出します。
糸をゆっくり引くと、輪ができます。下から上に針を通し、
きゅっと糸を引き、結び玉を作ります。
これを隙間がないように同じ幅で繰り返して縫います。糸は気持ちゆるめに引き締めると仕上がりに立体感がでますよ(*^^*)
ちなみに結び玉を作るとき、ちょっと斜めに引き上げてから下げると、玉の位置や形が安定します(*^^*)
布端に団子ができるように意識してくださいね。
最初は均等に等間隔でかがっていくのがむずかしいです。ちなみにわたしは今でも手縫いの穴かがりが苦手です。(あまり上手くないです。笑)
でも回を重ねるごとにどんどん上手くなるので、落ち込まないでくださいね!手縫いなのでyoutubeやテレビを観ながら「ながら作業」できるのは楽しい(*´꒳`*)
ぬいぺ
端までかがったら、よこに糸を2本通します。
切り込みの裏から針を出して、さらに真ん中でたてに2本縫います。
布を持ち替えて、逆側をかがるのですが、一つ注意点を。
逆側の最後の玉一目と、たてに2本縫った縫い目をすくってください。
写真がわかりにくくて申し訳ない(°_°)
あとはさっきと同じです。端までかがり、
よことたてで2本ずつ縫います。
糸の始末をする
最後は糸の始末です(^^)
布の裏側のかがり目に針を1~1.5 ㎝くらい通し、糸をカットします。
最初の結び目をカットして、完成です(*^^*)
意外と簡単っ!
ボタンホールは何度もボタンを通しているうちに摩擦でほつれやすくなることがあります。
ほつれ止めを塗ればほつれ防止にはなりますが、糸や生地の色や質感が変わることがあるので、必ず残布で試すのがいいです!
ボタンホールの手縫い、いかがだったでしょうか?
手縫いのボタンホールは縫い目や糸の引きをそろえる必要があるのでコツが入りますが大丈夫。練習すれば上手くなります。本番でいきなりやるんじゃなくて、試し布で練習するのがいいかもです。
説明では見やすさ重視で糸の色を変えていますが、布と同じ色でかがれば目立ちませんよ〜!
ボタンホールを作らずにマジックテープで代用する方法もありますが、どうしてもボタンホールをあけたいときもあると思います。
ハンドメイドが趣味でミシンを持っていない方も多いので、手縫いでもできる!って知ってもらえたら嬉しいです(^^)