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【伸びる糸・伸びない糸で縫う】伸縮生地の縫い方【手縫い】

伸びる糸と伸びない糸での伸縮生地の手縫い

こんにちは!ぬいぺです。

10連休のGW、みなさん楽しく過ごせましたでしょうか(^^)

先日、こんな悩みを聞きました。

ダッフィー太郎

ニットみたいな伸びる素材で服を作りたいけど、ミシンは持ってないし…手縫いでも作れるのかな?

ダッフィー太郎

手縫いできるとしたら、糸は何を使うんだろう、手縫い用の伸びる糸とかあるのかな?

結論から言うと、伸縮性の生地は伸びる糸でも伸びない糸(普通の糸)でも手縫いで縫うことができます。

今回は伸びる糸の種類や詳しい手縫いでの縫い方について説明していきます。基本的な手縫いでニット生地も縫えるので、ミシンがない方も安心してくださいね!

伸びる生地を手縫いする方法

伸縮性のある生地を手縫いする方法は次の2種類です。

  • 半返し縫い
  • 千鳥がけ

普通の生地を手縫いする縫い方でも使いますが、半返し縫いは薄手の生地や柔らかい生地、伸縮性のあるニット地を縫うのに適しています。

千鳥がけはパンツやスカートのすそ上げでも使われますね。

今回はそれぞれの縫い方で伸びない糸、伸びる糸を使ってどれくらい伸縮性があるのか実験してみました(^^)

ちなみに針はどちらも普通地用の手縫い針を使っています。

手縫い針

ニット用の手縫い針もあるのですが、普通生地用の針で問題なく縫えます。

ニット用の手縫い針は種類が少なく普通の針より高価なので、わざわざ購入する必要はないかな?と思います(^^)

伸びない糸と伸びる生地での手縫い

まずは伸びない糸と伸びる生地の組み合わせから。糸は普通地用のミシン糸のシャッペスパンを使います。普通糸用なので、糸自体に伸びはありません。

伸びないシャッペスパン

ちなみに生地はTシャツでおなじみのスムースニットを使います。

半返し縫い

ニット生地を縫い合わせるときの一番基本的な縫い方が半返し縫いです。詳しい縫い方は手縫いの縫い方をどうぞ!

伸びない糸で半返し縫いした表

伸びない糸で半返し縫いした裏

伸びない糸で縫っているので伸ばしたときに糸が切れるのでは?と不安に思う方もいますよね。

伸ばしてみると…

伸ばす前

意外と伸びます。

伸ばしたとき

裏から見ると縫い目と糸にゆとりがあるので、ある程度なら糸が生地の伸びについてきてくれます。

裏で伸ばす前

裏で伸ばしたとき

千鳥がけ

縫い方は裏面を上にして、進行方向とは逆に上の生地をひと針すくいます。

千鳥がけの裏でひと救いする

進行方向へ横に0.3~4㎝、下に0.5~7㎝の部分をすくいます。

千鳥がけで下の布をすくう

同じ幅で上の生地をすくい、くりかえし縫っていきます。ちなみに、左利きの場合は右側から縫い進めるといいです。

同じ幅で上の布をすくう

出来上がると、糸が斜めにかかった縫い目になります。

千鳥がけの裏

表から見ると、ほとんど縫い目が目立ちません。写真は赤い糸を使っているのでちょっと見えますが、生地と同じ色の糸ならほぼわからないと思います。

千鳥がけの表

糸が斜めにかかっているので、よこ方向に生地を伸ばしても糸が切れにくいです。

千鳥がけの縫い目を伸ばす

 

どちらの縫い方も糸を引っ張り過ぎず、少しゆるめに縫うのがポイントだよ!

ぬいぺ

伸びる糸と伸びる生地での手縫い

次は伸びる糸と伸びる生地で縫ってみます。伸びる糸はいくつか種類があるのですが、後ほど紹介します(^^)

今回は直線用ミシンでニット地を縫うときに使う、レジロンのミシン糸を使いました。

普通の糸に比べて1.3倍伸びがあります。10㎝の糸が13㎝まで伸びる感じです。

レジロンミシン糸

基本的な縫い方は伸びない糸と同じで、半返し縫いと千鳥がけが主流です。

当たり前ですが、見た目は糸の色以外同じですね。

レジロンで手縫いした縫い目の表

レジロンで手縫いした縫い目の裏

もちろん伸ばすとちゃんと伸びてくれます。笑

レジロンで半返し縫いで手縫いした縫い目を伸ばす

レジロンで千鳥がけで手縫いした縫い目を伸ばす

ぶっちゃけ、手で伸ばした感じだと伸びない糸とあまり違いはありませんでした。

伸びない糸と伸びる糸なので、もっと違いがわかりやすいと思ったのですが…。

次は伸びる糸と伸びない糸で伸縮性にどれくらい違いがあるのかを実験してみます。


手縫いでの伸びる糸と伸びない糸の伸縮性の比較

まずは半返し縫いから。どちらも長さは同じで15.5 ㎝です。

伸ばす前

できるだけ同じ力で引っ張ってみると、

伸びない糸で伸ばした状態

伸びる糸で伸ばした状態

伸びない糸は22.5 ㎝、伸びる糸は23㎝まで伸びました。あれ?あんまり変わらない??

千鳥がけも、ほぼ変わりませんでした。どちらも24 ㎝だったのでほぼというか同じですね。

千鳥がけは糸が斜めに通っているので、横に伸ばしたときの糸のテンションにあまり関係ないようです。

伸びない糸で伸ばした状態

伸びる糸で伸ばした状態

結果として、伸びる糸でも伸びない糸でも伸縮性があまり変わらないことがわかりました。

若干伸びる糸を使ったほうが伸びがいいですが、ニット用の糸を持っていない場合、普通の糸で代用できる範囲です。

ちなみに、本返し縫いでも試してみました。

伸びない糸で伸ばした状態

伸びる糸で伸ばした状態

半返し縫いに比べて強度が強く密度がある縫い方なので、半返し縫いより伸びはありませんが、どちらも同じく21 ㎝まで伸びます。

ゆるめに縫えば、ステッチにも使えそうですね(^^)

注意

生地や糸、縫い方によって伸縮性は変わります。あくまで参考としてご覧くださいm(_ _)m


手縫いで使える伸びる糸の種類

実験ではレジロンのミシン糸を使いましたが、伸びる糸には他にも種類があります。手縫いで使える伸びる糸の種類と特徴について簡単に説明します。

レジロンミシン糸

わたしが手縫いで使った糸で、直線用ミシンでもよく使います。ナイロン特有の伸縮性を生かして、動きに合わせてフィットしてくれます。

伸縮率は普通の糸と比べて1.3倍で、めちゃくちゃ伸びるわけではありませんが、ミシンでニット生地を縫うなら十分です。

色も豊富で手芸屋さんでの取り扱いも多く、手に入りやすいです。

エッフェルミシン糸

伸縮率が1.6倍のレジロンより伸びる糸です。ポリエステル100%なので耐久性もよく、生地を伸ばしても縫い目が浮かず、仕上がりが綺麗なのが特徴です。

レジロンと同じく、家庭用ミシンでニット生地が縫えます。同じニット用のミシン糸ですが、レジロンを少し高級にした感じでしょうか。値段も少しだけ高いです。

わたしは使ったことがないのですが、取扱店が少ないようで、あらかじめお店に在庫を確認するか、ネット通販で購入するのがいいです。

レオナ66手縫い糸

伸びる糸で唯一の手縫い専用糸です。こちらも使ったことがないのですが、取り扱いが少ないようでネット販売が主流みたいです。

お店でも大量に売れることがないため在庫が少なく、大量に必要であれば日数に余裕を持って注文した方がよさそうです。

以上、手縫いで使える伸びる糸の種類と特徴でした。

わたしはレジロンしか使ったことがないのですが、エッフェルやレオナは売っているお店が限られているようですね。伸びる糸を使うなら、色や取り扱いが多いレジロンで十分かな?と思いました。

伸縮率と手縫いの扱いやすさでいうと、

レジロン→エッフェル→レオナ手縫い糸

なので、レジロンを使って伸びが足りないor縫いにくいのであれば、他の糸を使ってみるのがおすすめです。


伸びる生地のおすすめ

ニット生地にはいろいろな種類がありますが、初心者さんでも手縫いしやすい素材を紹介します。

スムースニット

わたしが手縫いで使った素材の両面編みのニット生地です。表裏どちらも滑らかで、あまり違いがありません。

保湿に優れ、伸縮性も高いので、ベビー服にも向いています。その他、Tシャツやタンクトップなど幅広く使えるのも特徴です。

裁断した後生地の端が丸まりにくいので、初心者さんにもおすすめです。

スパンフライス

リブニットとも呼ばれています。Tシャツのえり、袖口、すそなどの付属品や靴下などによく使われます。

よこへの伸縮性が大きいので、ゴム編みとも言います。

ちなみに、「スパンテレコ」も同じリブニットですが、こちらはトレーナーやブルゾンの付属として使われ、「スパンフライス」より厚手なのが特徴です。

ダンボールニット

ダンボールニットは表面と裏の糸を中糸でつなげて作る生地です。ダンボールのような構造になっているので、保温性があり暖かいのが特徴です。

軽くて柔らかいので、ジャージなどのスポーツウェアにも使われます。ワンピースやトップスなど、ファッションのトレンドアイテムとしても人気です。

程よく厚みがあり、生地端が丸まりにくいので初心者さんにも扱いやすい生地です。

天竺

ニットの平編みの別名で、一番基本です。表面はたてに筋が見え、裏面は荒く見えます。

よこ方向への伸縮性が大きく、薄くて軽いのが特徴で、Tシャツやアンダーウェアなど、ニット生地でもっとも多く使われています。

生地の端が少し丸まりやすいので、初心者さんは薄手より厚手のものを使うと扱いやすいです。

以上、わたしが使った中で扱いやすいニット生地をいくつか選んでみました。

選ぶポイントは、手際よく縫うために生地の端が丸まらないことが一番かな?と思います。

あとは伸びすぎると逆に扱いにくいので、程よい伸縮性の素材を選ぶことも需要ですね。

ちなみに、裏毛(トレーナーに使われる裏面がパイル状になった生地)は裁断した端から丸まりやすく、苦労した思い出があるので慣れてから使った方がいいです。

裏毛ニットの裏と表

番外編としておすすめの素材が「靴下」です。

大きなアイテムを作るには向きませんが、小物やぬいぐるみの服程度のサイズであれば十分に代用できます。

色や柄の種類も多く、手軽に手に入るのも嬉しいですね(^^)

SNSで靴下を使った作品を見かけますが、とても可愛くておすすめです。わたしも何か作る予定で買った靴下があるので、そのうち作ってみようと思います(*^^*)


伸びる糸・手縫いのまとめ

伸縮性のある生地の手縫いについていかがだったでしょうか?

ニット生地は普段ミシンで縫っているのですが、今回初めて手縫いで縫ってみました(^^)

ニット生地は伸びるので手縫いは難しいかな?と思ったのですが、以外といけましたね…。普通の糸と伸びる糸で結果があまり変わらなかったこともびっくりです。

長くなったので、最後にポイントをまとめます。

伸びる糸・伸びない糸で手縫いするポイント

  • 基本は半返し縫いと千鳥がけ
  • 伸びる糸の方が若干伸縮性があるが、あまり変わらない
  • 伸びない糸で手縫いできる
  • 伸びる糸には種類がある
  • 選ぶ生地は生地端が丸まらず、伸びすぎないものがいい

でしたね。

これは余談ですが、たまに縫うなら手縫いで十分ですが、本格的に伸縮素材を縫うならやはりミシンがいいかな?と思います。

実際に手縫いしてみて思ったのですが、ミシンは早いし縫い目も均一なので、クオリティも別次元です。

ニットを扱えるミシンは家庭用、ロックミシンなどいろいろあるので、おすすめのミシンについても近々記事をかけたらなぁと思います(^^)

とはいえ手縫いでニット生地を縫うことは可能なので、みなさんもぜひ試してみてくださいね!

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