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こんにちは!最近ミシンでギャザーやフリルを縫うのが楽しくて仕方ないぬいぺです。
皆さんも服や小物を作ったり、お裁縫をするうえでギャザーを寄せることも多いのではないでしょうか?
ギャザーの縫い方で、こんな悩みを聞きました。
- ミシンでギャザーを寄せるのが苦手
- ギャザーが均等によらなくてつらい
- ギャザーにしたいけど、なぜかタックみたいになる
今はギャザーを縫うのが大好きなわたしですが、初心者の頃はうまく縫えなくて苦手でした。
ギャザーをきれいに縫いたいけど、具体的にどうしたらいいのかわからない…。
そんな人のために、今回はミシンでギャザーをきれいに縫うコツについてお話します。
この記事を読めば、ギャザーが苦手な人もすぐにミシンでギャザーを縫いたくなるはずです。笑
2分ほどで読めるので、少しお付き合いください(^^)
もくじ
ミシンでギャザーを寄せる基本の縫い方
ミシンでギャザーを寄せる順序をざっと説明します。
- ミシンの設定をする
- 粗ミシンをかける
- 糸を引いて、ギャザーを寄せる
- ギャザーを均等に整える
詳しく見ていきましょう。
ミシンの設定をする
糸調子を弱くします。糸を引いて自然に生地が動く程度がいいです。
ゆるすぎると糸が抜けるし、きついと途中で糸が切れてしまいます。
加減が絶妙なのですが、数をこなせば自分の感覚がつかめてきますよ。素材によって変わるので、はぎれで試すのがいいと思います。
縫い目を荒くします。洋裁用語で「粗ミシンをかける」とも言います。
素材にもよりますが、普通地ならひと針分の縫い目の長さが0.3~4 ㎝くらいになるように合わせます。厚地なら0.5~6 ㎝、薄地なら0.2~3 ㎝くらいが目安です。
上糸と下糸を長めに引き出しておきます。
粗ミシンをかける
まず、糸は10 ㎝ほど長めに出しておいてください。縫い代を1.0 ㎝として、生地にギャザー寄せのミシンをかけていきます。
今回はわかりやすいように上糸に黒、下糸に赤い糸を使っています。
縫い代の1.0 ㎝の中で、1本めは0.5 ㎝幅、2本めは1本めから0.3 ㎝幅で縫います。両端とも返し縫いはしないで、糸を長く残しておきます。
1本だとギャザー寄せの途中で糸が切れてしまうことがあります。2本縫えばもしもの時の保険になりますね(^^)
もう1つの理由として、2本ミシンをかけたほうがギャザーの落ち着きがよく、仕上がりがきれいになります。
糸を引いてギャザーを寄せる
片側の糸を2本一緒に引いて、ギャザーを寄せます。このとき、上糸1本、下糸1本ずつ引っ張るのではなく、片側の糸をまとめて引くようにしてください。(両方引っ張るとギャザーがうまく寄りません。)
ちなみに、下糸(赤)を引くのがおすすめです。理由は次の”【応用】ミシンでギャザーをきれいに縫うコツ”で説明します。
ギャザーを均等に整える
ギャザー寸法が決まったら、ギャザーを均等に整えてできあがりです。これがギャザー寄せの基本になります。
ギャザーを固定したい場合、表の糸を少し引くと、糸が固定されて玉結びの代わりになります。
【応用】ミシンでギャザーをきれいに縫うコツ
さらにきれいにギャザーを縫うコツを伝授します!
ギャザーをきれいに縫うコツは5つあります。
- 印をつける
- 2本粗ミシンをかける
- 下糸を引いてギャザーを寄せる
- 目打ちでギャザーを整えながら縫う
- 縫い代だけアイロンで押さえる
2枚以上の布を縫い合わせるなら、印をつけておきます。
型紙に印がない場合でも、わきと中心に印をするとやりやすいです。
この印を合わせることで、ギャザーをバランスよく均等に寄せることができるので、とても大切です(^^)
基本の縫い方で、ギャザーを寄せたい部分に2本粗ミシンをかけます。
下糸を引いて、ギャザーを寄せます。
なぜ下糸(裏側)から引くのかというと、中表で生地を合わせて縫うことが多いですよね。裏から糸を引いたほうが縫いながら調整できるので、便利なのです(*^^*)
寄せたい寸法より少し短めにしておくのがポイントです。
ぬいぺ
だいたいギャザーを寄せたら、布の印と端を合わせて、まち針でとめます。
ギャザーがバランスよく入るように調整して、さらに間をまち針でとめます。
いよいよ本縫いしていきます。が、その前に大切なことを1つ。ミシンの縫い目を元に戻すことをお忘れなく!今でもうっかりやっちゃいます。笑
ギャザーが押されてくるので、目打ちできれいに整えながら縫っていきます。左側の布のしわがまっすぐになるように、手で整えるのもポイントです。
ミシンで縫うとこんな感じです。1.0 ㎝幅で縫っています。粗ミシンの下ギリギリを縫うことでタックになるのを防ぎ、きれいなギャザーができます。
ギャザーの厚みでふっくらした縫い代をアイロンします。かけすぎるとせっかくのギャザーが潰れてしまうので、必ず縫い代だけアイロンするように気をつけてくださいね。
表に返して、きれいなギャザーのできあがりです♪
スカートなど、筒状のアイテムにギャザーを寄せたい場合、1.5~2.0 ㎝ほど段違いで重なるように、ミシンをかけておくといいです。
端っこはギャザーが逃げてしまい寄りにくいのですが、段差をつけて重ねて縫うことで、均等に入りやすくなります。
縫い目が重ならないように、糸をよけて縫うのがコツです(^^)
ミシンのギャザー押さえ
ミシンに取り付けるだけでギャザーを寄せるアタッチメントもあるので、参考にしてください。
素材によってはうまくギャザーがよらないこともあるので、わたしはあまり使いません。手間はかかりますが、普通のミシンで縫う方が楽だし、きれいにできるかなと。
もし使ってみたい!という方がいれば、ミシンのメーカーや種類によって使える押さえが違うので、お持ちのミシンの説明書を確認して購入するのがいいと思います。
店員さんに相談してもいいですね(^^)
ギャザーの縫い方まとめ
ミシンでのギャザーの縫い方について、いかがだったでしょうか?
最後に、ミシンでギャザーを寄せるコツについて、まとめておきます。
- ミシンの設定をする
- 印をつける
- 2本粗ミシンをかける
- 下糸を引いて、ギャザーを寄せる
- ギャザーを均等に整える
- 目打ちでギャザーを整えながら縫う
- 縫い代だけアイロンで押さえる
色々やることが多くて大変ですが、ちょっとの工夫で完成度がUPします。
ギャザーを愛する全ての人に、ぜひ試して欲しいです。笑
きれいなギャザーを縫うコツは手間ひまをかけることなので、たくさん練習してみてください(^^)
また、ギャザーは寄せる分量や素材によって印象が変わるところも面白いです。いろんなギャザーで素敵な手作りを楽しんでくださいね♪