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こんにちは!最近バーベキューにはまっているぬいぺです。だいぶ秋らしく過ごしやすい気候になってきましたね〜!
今回はこれ↓↓↓
My Princess🤴✨💐👸 pic.twitter.com/xMrt3jVNqi
— ぬいぺ@ぬい服型紙職人 (@nuinuipe) September 13, 2019
王子様風衣装の作り方と型紙をダッフィーサイズでお届けします。心待ちにしていてくれたみなさん、お待たせいたしましたm(_ _)m
王子様風衣装ってディズニーのキャラクターにかかせないアイテムですが、2次元、3次元のアイドル衣装でもよく見かけるので、詳しい作り方や型紙があればみなさんに喜んでもらえるかな?と思い、作ってみました。
肩章など、王子様必須のディティールの作り方もかいたので、お役に立てれば嬉しいです♪
「作るの難しそう…。」と思うかもですが、普通のジャケットより簡単な作り方を考えたと思っております。王子様風衣装の作り方に興味のある方はここで回れ右!ではなく、まずは下まで流し読みしてみてくださいm(_ _)m
それではまいりますっ(^^)
もくじ
【ダッフィーの王子様風衣装】ポイント
できた王子様風衣装がこちらです。色はオフホワイトとダークレッドのサテンでクラシックな印象に。
えりはスタンドカラーと衣装でよくあるようなナポレオンカラー風にしました。
前飾りや袖、すそにブレードをつけて装飾しています。
刺しゅうなど難しいことは一切しておりません。わたしはミシンで縫い付けていますが、手縫いでもできます(^^)
前あきで突き合わせになるよう、スプリングホック仕様です。
王子様の象徴(?)である肩章もモップみたいな部分はブレードを使っています。その上にコード(ひも)を巻きつけて作りました。
後ほど詳しく説明しますが、作り方はシンプルです(*^^*)
アシンメトリーのデザインが好きなので、片側にショートマントをつけました。両側につけたり幅を変えたり、ここは自由にアレンジしてもらってもいいかと!
実はドレープの垂れ感やシルエットなど、一番こだわっています。笑
後ろは丈を長めにして王子様感を出してみました。
パンツは↓のスリムパンツの型紙を使っています〜。
ブーツはこちら↓
ちなみに、衣装のデザインはわたしの完全オリジナルです。著作権なども問題ありませんのでご安心ください。(誰の衣装もパクってないよ!)
また王子様と無縁の女なので、数名の方からデザインアイディアをいただき助かりました。協力してくれた方々、ありがとうです(*^^*)
王子様をイメージしてあれもこれもと詰め込んだ結果、ボリューム満点のお衣装となりましたm(_ _)m
自分では「とてもかっこいい王子様衣装ができた!」
と満足していますが、全部同じに作る必要はないので、みなさんには必要に応じてカスタムしてもらえたら、と思います(^^)
お気に入り&推しのぬいぐるみに世界で1着だけの、特別な王子様衣装を作ってあげてくださいね〜!
Sサイズのダッフィーに着せています。2017年にディズニーシーで購入しました。
わたしのダッフィーは自分でトイスケルトンをいれてカスタムしています。また、購入時期や個体によって少し着用イメージが違うことがありますのでご了承ください。
【ダッフィーの王子様風衣装】材料
- コスチュームサテン
- 接着芯
- フェルト
- 装飾(リボン、ブレード、コードなど)…お好みで
- ボタン…10個
- スプリングホック…3組
コスチュームサテン
表地にはユザワヤで購入したアイボリーのコスチュームサテンを使いました。お手頃な値段ですが、きちんと高級感が出るのでおすすめです(^^)
ちなみに、この生地はシェリーメイちゃんのドレスを作ったときにも使いました。
【シェリーメイなどぬいぐるみに】ウエディングドレスの作り方と型紙【簡単】
えりやマント部分にはダークレッドのサテンを使っていますが、偶然家にあった生地を使いました。↑のコスチュームサテンよりも薄手です。
特にマント部分は垂れ感がシルエットを左右するので、メインの生地を見つけてからそれより薄手の素材を探すのが、わたしのおすすめですm(_ _)m
わたしは生地のサンプル(はぎれ)をお店に持っていって、手で触りながら生地を選びます。
接着芯
えりと見返しに貼ると、張り感が出ます。絶対ではありませんが、接着芯を貼ったほうがシルエットが引き締まってきれいです。
わたしは普通の厚みを使いました。安い接着芯で十分使えます。
装飾
ブレードと一括りでいってもいろんな種類があるので選ぶのも楽しいですよ♪
全く同じパーツはネット上になかったのですが、似たような幅やデザインのものをピックアップしておきますので、参考にしてください。(肩章のモップみたいなブレードは手頃なものが見つからなかったので、手芸屋さんでお気に入りを見つけてもらうのがベストです。)
リボン
ブレード
コード
もしわたしと同じものがご希望であれば、写真の品番をお店に問い合わせたら、あるかもしれません。(わたしは吉祥寺のユザワヤで購入しました。)
前飾りやすそに使ったブレード↓
肩章のフリンジに使ったブレード↓
ちなみに、装飾パーツは接着剤メインで作っています。木工用ボンドを使ってみたのですが、乾くと白く硬くなってしまいまして…。
裁ほう上手に大活躍してもらったのですが、おすすめです(*^^*)
他にも、こちらからお好みの生地や材料を探せます(*^^*)
▼Amazon
▼楽天
【ぬいぐるみのウエディングドレス】道具
「ミシンが欲しいけど、どのミシンがいいかわからない…。」ミシン選びでお悩みの方はこちらの記事をどうぞ↓
これさえ読めば、ミシン選びが余裕になるはずです♪
初めてのミシンはこう選ぶ!縫製職人直伝の初心者おすすめミシン12選
【ダッフィーの王子様風衣装】型紙
型紙のダウンロードと注意事項についてです。
型紙ダウンロード
ダッフィーの服の作り方「王子様風衣装」の型紙です。
型紙を切り取って使ってください。かいてある縫い代幅が型紙に含まれています。
型紙は実物大になっています。A4サイズで印刷してください。うちにはプリンターがないのでコンビニ(セブン、ファミマ、ローソン)のコピー機を利用してまして、実物大で印刷できます。
型紙に3㎝のめもりがついているので、型紙を印刷したら確認してください。3㎝で印刷されていたら、ご自宅のコピー機でも大丈夫です。
型紙の画像イメージを下に貼っていますが、縮小したサイズになっています。印刷する場合はダウンロードボタンから型紙を保存してください。型紙のデータはPDF形式となっています。
型紙のダウンロードはこちらからどうぞ↓
TwitterやInstagramなど、SNSのリンクから直接開くとなぜか型紙のダウンロードボタンが反応しません。
お手数ですが、型紙をダウンロードの際はSafariやChromのブラウザから新規でページを開くよう、お願いします。
“ぬいぺ” と検索すると、すぐ出てきます!
型紙はスマホから直接ダウンロードできて、コンビニのコピー機で印刷できます。
型紙の詳しい印刷方法はこちらからどうぞ。
【型紙無料】型紙印刷方法|ダッフィー服作り方(スマホVer.)
【型紙無料】型紙印刷方法|ダッフィー服作り方(USBVer.)
いろいろなぬいぐるみに合わせて型紙を使えるように、型紙の拡大縮小倍率をまとめた記事もありますので、参考にしてください。
型紙の販売、コピー、転載について
・型紙の販売、コピー、転載は禁止ですm(_ _)m
・このブログの型紙を使って作った服の販売は、大歓迎です。ただし、トラブルがないように、自己責任でお願いします。
・ネットなどで服を販売するときは、このブログへリンクを貼ってくれると嬉しいです。
・作品を作ったら、ツイッターなどで「@nuinuipe」と入れて、作った作品を紹介していただけると、とても嬉しいです!
ぬいぺ
【ダッフィーの王子様風衣装】作り方
難しさ:★★★
時間:10時間前後
すみません、冒頭で簡単に作れるよ〜!といっておきながら、難易度は一番難しい設定にしています。
とはいえ工程やパーツが多いだけで、作り方自体は普通のジャケットより楽に製作できました。手順をしっかりふめば、初心者さんでも作れると思います。
衣装自体の作り方が難しいというより製作に時間を要するので、完成まで余裕を持って作ってみてください(^^)
裁断する
布を裁断します。写真は全て表が上になっています。
生地が柔らかかったので、えりと前見返しの裏に接着芯を貼って補強しました。
ぬいぺ
後中心を縫う
後身頃中心を中表であわせ、0.7 ㎝で縫います。しっぽ穴部分は縫いあけてください。
縫い代をアイロンします。しっぽ穴のまわりを四角にステッチすると、縫い代が落ち着きます。
肩を縫う
前身頃と後身頃を中表であわせ、肩を0.7 ㎝で縫います。
縫い代を割ります。
えりを縫う
1枚だけえりの下の縫い代を0.5 ㎝で折り、アイロンします。
中表であわせ、
クリップなどでとめます。
折りからぐるっとまわりを0.7 ㎝で縫います。折りやカーブに印をしておくとやりやすいです。
カーブ部分の縫い代を細くカットし、
表に返してアイロンで整えます。ひとまずえりの完成です。
見返しを縫う
前身頃と見返しを中表であわせます。肩と前中心、すその印をポイントにあわせてください。
前中心の印からすそまで0.7 ㎝で縫ういます。
前中心の印に縫い目の手前まで、切り込みを入れます。
カーブ部分の縫い代を細くカットします。へこみ部分はえぐるように三角カットすると、仕上がりがきれいです。
表に返し、アイロンで整えます。
すそも0.7㎝でアイロンします。
えりをつける
見返しと身頃をえりが付けやすいように、0.5 ㎝幅で仮止めします。
えり(折ってない側)と身頃を中表であわせ、
はじと肩、後中心の印をあわせてとめ、0.7 ㎝で縫います。
前身頃のえりぐりはカーブになっていて合わせにくいので、カーブ部分に切り込みを入れながら縫うとやりやすくなります(*^^*)
縫ったら縫い代をえり側に倒し、アイロンして落ち着かせます。
表から見て身頃とえりの縫い目に針をさし、手縫いでしつけします。
裏から見ると、0.2㎝ほど縫い目より多くすくえているかな?と思います。
最初にえりをアイロンした時、なぜ縫い代が0.7 ㎝ついているのに0.5 ㎝で折ったのか?と疑問に思った方もいるかもしれませんが、実はこのような意味がありました(^^)
表からしつけした部分にミシンをかけます(落としミシン)。
しつけを抜いて、えりつけの完成です。ミシン糸と混ざって糸が抜きにくいかもしれないので、ミシン糸としつけ糸の色を変えると取りやすいですよ!
今回は縫い目を出さないやり方を説明しましたが、飾りでステッチしたい方は入れてOKです。
手縫いで作る人はしつけの工程で縫い目を細かく縫えばいいと思います。
袖をつける
袖下を1.0 ㎝で折り、0.5 ㎝でステッチします。
これは省略OKですが、お好みで飾りを付けても素敵ですよ。
わたしはリボンとブレードを縫い付けてみました。
袖と身頃を中表であわせます。
型紙の位置を参考に、前、肩、後の印をあわせるのがポイントです。
0.7 ㎝で縫います。
縫い代を袖側に倒し、アイロンします。
袖下とわきを縫う
袖下とわきを中表であわせとめ、0.7 ㎝で縫います。
写真じゃ見えにくいですが、後すそは前より0.7 ㎝長いです。
縫い代を割アイロンします。
すその始末をする
まず後すそのみ、0.7 ㎝で折りあげます。
ちなみに今回はすその形上、後すその縫い代が目立ちやすいので後のみ三つ折りにしました。
ここで三つ折りのポイントをひとつ。後ろは直線ではなく円形になっているので、三つ折りがやりにくいです。
なので最初に0.7 ㎝で折ったあと、真ん中にあらミシンをかけ、ギャザー寄せしてから折るとやりやすいかと思います。
前側の折りを戻し、後側をさらに0.7 ㎝でアイロンします。
しっかり折り目がついたら、ギャザーミシンはほどいて大丈夫です。(縫い目が気にならなければほどかなくてもOK)
わたしは前見返しの後ろくらいから縫い代をとめるためにステッチしましたが、縫い目を出したくない人は手縫いでまつってもいいです。
印をする
型紙の位置を参考に、上と下に消えるチャコペンで印をします。
ダッフィー太郎
アイロンで上と下の印を合わせて折り目をつけます。これでナポレオンカラーができました(*^^*)
お好みですそに飾りをつけるのも素敵です。袖の飾りと同じように、ミシンで縫いつけています。
【省略可】前飾りと後タブを作る
前飾り、マント、肩章を作ります。どれも省略OKなので、お好みでカスタムしてください(*^^*)
それぞれのパーツを裁断します。(※肩章のフェルトパーツは4枚必要になります。写真は入れ忘れたので画像で追加しましたm(_ _)m)
前飾りの作り方から説明します。片側の端をあわせ真ん中におき、丸みの切り込みを入れます。
フェルトに接着剤をつけ、生地と貼ります。接着剤を付けすぎないのがコツです。
貼ったら十分に乾かします。
ある程度乾いたら、紙と紙でパーツをはさみ、ドライでアイロンするとしっかり乾きます(^^)
後タブも同じように作ります。
ブレードを縫い付けます。わたしは生地の端にブレードをあわせ、真ん中をミシンで縫ってつけました。
手加減でわりと自由自在なので、丸みも出せます(^^)
後タブは輪になるので最後を少し長めに切り、端を少し折ります。
重ねてミシンをかけ、ぼそぼそをカットします。
つなぎが目立たなくなりました。ほつれが心配であれば、つなぎの周りを何度か縫い止めておくといいです。
見返しにパーツをつけます。型紙の位置を参考に、写真のように折り目から1.5 ㎝ほど出るようにおきます。位置はお好みで加減してOKです。
折り目より見返し側を縫います。わたしは折り目から0.5 ㎝と飾りの端に2本ミシンをかけました。
折りを戻し、飾りと身頃、見返しすべてが貫通するようにとめます。
ボタンをつけて、前飾りの完成です(^^)
後飾りも同じように、身頃に縫い付けます。
【省略可】マントを作る
マントを裁断し、両横とすそを三つ折りします。わたしは横を先に折ってから、すそを三つ折りしました。
後身頃でもお伝えしましたが、すそは一度折り荒ミシンをかけギャザーを寄せるとやりやすくなります。
ミシンでお好みの幅でステッチします。
上は0.5 ㎝ほどの深さで切り込みを入れ、
0.7 ㎝で折りアイロンします。
縫い代をとめるようにステッチします。
いよいよマントの形を作っていきます。わたしは写真のように、少し右寄りになるようにタックをとりました。ここはお好みでOKです。
折り部分を身頃の肩線にあわせてとめ、
後側にもタックをとります。
これは好みですが、後ろはなんとなくステッチを隠したかったので、少し折り込みました。
前側もお好みの形になるようにタックをとります。
細かいことですが、上部分をえりの形に合わせて折り込むとさらにきれいです。
衣装をぬいぐるみから外し、身頃にマントを縫い付けます。手縫いでもミシンでもOKです。
これでマントがつきました!次はいよいよ最後の肩章を作っていきます。
【省略可】肩章を作る
前飾りや後タブと同じ要領で布でフェルトをつつみ、接着剤で貼ります。
もう一枚のフェルトにブレードをつけます。
端を少し折り込み、
まち針でいい感じに周りをとめます。
カーブ部分はよせ気味にするとボリュームが出ます。
最後は長めに残し、最初と同じように折り込みます。
手縫いでブレードとフェルトを縫います。
布を貼ったパーツを上にのせ、接着剤でくっつけます。
コードを周りに巻き、
固定します。
裏でコードとフェルトを縫い止めます。
ぬいぺ
コードの真ん中を少しすくって、ブレードと縫いとめます。
わたしは真ん中しかとめていませんが、浮きが気になるようなら数カ所とめてOKです。
ボタンをつけて、完成です(*^^*)
肩章のつける位置を決め、身頃とまち針などでとめます。
裏から手縫いで縫い付けます。厚みがあり固いので、身頃と土台のフェルト1枚をすくう程度で良いです。
2箇所ほど止めたら安定すると思います。
ホックをつける
写真の位置にホックを付けて、完成です(*^^*)
わたしは3箇所につけましたが、数や感覚はお好みでOKです。
布の端と金具の先端がギリギリになるようにあわせるときれいにつきました。
長文をお読みいただきありがとうございます。ダッフィーの王子様衣装の作り方と型紙、いかがだったでしょうか?
長くなってしまいすみません。正直ここまで作り方が広がるとは、自分でも予想外でした。
でも、時間をかけた分素敵な衣装に仕上がったと思います(*^^*)
手前味噌な発言で恐縮ですが、このボリュームは有料型紙でもよかったかな?と思うこともありまして。
でも、多くの人に作ってもらえそうだったので無料にしよう。と決めました。
ぬいぺ
ダフィー太郎
せっかくなのでたくさんの人に作ってもらいたいです。ぜひご活用ください(*^^*)
お問い合わせ
作り方について質問がある場合は、コメント欄からお願いします。3日以内の返信を心がけています。遅れることもありますが、3日以上たっても返信がない場合、お手数ですが再度お問い合わせをお願いします。
ツイッターからも歓迎です。できた作品の写真をツイートするときに「@nuinuipe」と入れてもらえると、わたしも見ることができるので嬉しいです(*^^*)
型紙について間違いをみつけたときも、是非教えてくださいm(_ _)m
今後もぬいぺをよろしくお願いします♪
このブログでは他にもたくさんのダッフィーの服の作り方や型紙を配信しています。
いろいろなアイテムがあるので、ぜひチェックしてみてくださいね(^^)