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noteで先行公開していた裏地がついているジャケット(ダッフィーサイズ)の作り方と型紙です。
もくじ
【ダッフィーサイズ】総裏ジャケットのポイント
ぱっと見シンプルなジャケットです。
が、秘密は内側にあります。(裏地なのでそりゃそうだ)

見返し以外の全面に裏地がついています。
裏地のおかげで滑りが良くて着せやすいのが◎

着せるときにチラ見えするのがおしゃれです^^

滑りがよくて着せやすいといいましたが、見た目にも影響しています。
服の上から着せてもシルエットがきれい*\(^^)/*
余計なシワができにくいです。

裏地にキセ(意図的なゆとり)が入っているので、着せ替えを繰り返してもほつれにくくなっています。
表生地だけのジャケットは裁ち端が気になったけど、裏地がつくと高級感が出ていいですね。

小さいサイズでも作ってみました!

この子は身長18㎝くらいなので、型紙を40%に縮小して作りました。

ただひたすらに可愛い…(語彙がどっかにいったオタク)

縮小の目安はこの↓記事を参考に計算して出しています。
いろんなサイズのぬいちゃんがいると思うので、是非目安にどうぞ!
(ちなみにジャケットなので、下に着るTシャツやシャツよりも3%くらい大きめにしています)
Sサイズのダッフィーに着せています。
ぬいぐるみにはトイスケルトンをいれてカスタムしています。また、購入時期や個体によって少し着用イメージが違うことがあります。
【ダッフィーサイズ】総裏ジャケットの材料
- 表地
- 裏地
- 接着芯
- ボタン
- 面ファスナー
表生地
人間のジャケットなら中肉〜厚手がメジャーですが、ぬい服を作るなら薄手がおすすめです。
ちなみに、わたしは薄手のツイルに全面接着芯を貼ってダッフィーサイズで作りました。
小さなジャケットも普段はズボンを作るような生地を使っています。
面ファスナー
ぬい服作りでいつもお世話になっているこれ!数年前からヘビロテしています。
オスメスセットで2mとたっぷり、薄くておすすめです。値段は1000円しないくらいで、たくさんお洋服を作る人ならお得だと思います。

【ダッフィーサイズ】総裏ジャケットの道具
わたしが使用しているミシンはこれです。10年以上愛用しています(^^)
家庭用ミシンも使ってみたけど、使いやすさ、作品の仕上がりの綺麗さから結局これに落ち着きました。
ぬいぐるみの服だし、家庭用ミシンでも難なくこなせるのでは?と思っていたのですが、小さいパーツだからこそ職業用ミシンの方が融通がきくことも多いですよね。
家庭用より大きくて重いし、お値段が高いので無理強いはできませんが、できるなら職業用ミシンをおすすめしたいm(_ _)m
【2023最新】職業用ミシンはこう選ぶ!職業用ミシンのおすすめと選び方
とはいえ「いきなり職業用なんて買えない!」という方がほとんどかと。
いろいろな視点からミシン選びのコツをかいた記事があるので、こちらも参考にしてください。これを読めば自分にあうミシン選びのポイントがわかるはず٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
【最新】ミシン初心者におすすめ20選!ミシンの選び方【2024】
ミシンがなくても、時間はかかるけど手縫いでも作れます(*^^*)
【ダッフィーサイズ】総裏ジャケットの型紙
型紙の詳細です。
型紙について
- 縫い代つき、できあがり線のみのセット
- データ販売(ダウンロード形式)
ダッフィー(シェリーメイ)サイズの型紙になります。拡大縮小すれば、他のぬいぐるみも着用できます(^^)
縮小の目安はこちらです。
- ジェラトーニ:91%
- ステラルー、クッキーアン、リーナベル:87%
- ぬいもーずサイズ:45~50%
- ぬいスターサイズ:42%
です。
ぬいぐるみは個体差があり、調整が必要なこともあるのでご了承くださいm(_ _)m
型紙はデータでの販売なので、ダウンロードして何度でもお使いいただけます。
型紙購入
型紙のデータはSTORESで販売しています。下のリンクから購入できます。
STORES
縫い代つきの型紙になっていて、数字の縫い代が含まれています。切ってそのまま使えます♪
型紙はA4サイズで印刷してください。型紙に3㎝のめもりがついているので、型紙を印刷したら確認してください。3㎝で印刷されていたら実物大になっています。
型紙の販売、コピー、転載について
・型紙の販売、コピー、転載は禁止ですm(_ _)m
・このブログの型紙を使って作った服の販売は、大歓迎です。ただし、トラブルがないように、自己責任でお願いします。
・ネットなどで服を販売するときは、このブログへリンクを貼ってくれると嬉しいです。
・作品を作ったら、ツイッターなどで「@nuinuipe」と入れて、作った作品を紹介していただけると、とても嬉しいです!
ぬいぺ
総裏ジャケットの作り方
今回はダッフィーサイズの型紙を40%に縮小したミニサイズで説明します。
裁断する
布を裁断します。
後身頃と袖は表が上、後見返し、前見返し、えり、前身頃は裏が上になっていて、接着芯を貼ってあります。

前身頃は見返し部分だけに接着芯を貼っています。ほかのパーツは全面接着です。

↑切り込みを入れすぎてしまったので補強のために部分芯を貼りましたが、ほぼ意味がありませんでした😂諦めて少し太めに縫おうと思います。
もとの縫い代が0.5㎝なので、0.6~7㎝幅で繋がりが自然になるように縫おうかと。みなさんも切り込みを入れる際は十分にお気をつけください🙏🏻
裏地は前身頃、後身頃、袖を細断します。

肩を縫う
肩を縫います。
ここは簡単ジャケットの “肩を縫う”と作り方と同じです。

見返しを縫う
中表で合わせて、見返しを縫います。


肩と同じように縫い代を割ってアイロンしてください。
えりを縫う
えりを縫います。
わたしはチャコで角に点を打ち、ちょっと離して線を引いて印をしてから縫いました。点を打つことで角がわかりやすくなります^^


角を写真のようにカットします。

いつもは切り込みをいれる部分ですが、ピンキングはさみでカットしてみました。1本切るだけなので、裁断ばさみを使うより楽でした◎

ピンキングはさみを持っている人はやってみてください。
もちろん、裁断バサミでカットしてもOKです。
【お好み】えりをステッチする
お好みでえりをステッチします。ステッチなしがOKな人は飛ばしてOKです^^

えり側を仮止めします。
1本縫っておくと、えりつけのときにミスが減って楽です。

えりをつける
えりつけは簡単ジャケットの「えりをつける」工程と同じです。
後中心、肩、えり付け止まりを合わせて、



えりを上にして縫います。

【裏地】肩を縫う
いよいよ総裏JKのメインイベントの裏地を縫っていきます。
まずは表地と同じように、中表で肩を縫います。


見返しと裏地を縫う
まず、後中心と肩を中表で合わせます。



後中心と肩を合わせると、裏地が突っ張ったようになります。
切り込みを入れるとカーブに馴染みます。


見返しの中間の印もあわせます。

裏地のすその始末
裏地のすそは1.5㎝ほど裏側に折ってください。
ちなみに、ダッフィーサイズで作ったときは2㎝くらいで折りました。

折り幅の目安は縫い代×3倍です。
(倍率によって例外はあるかも🙏🏻)
すそも下から1.5㎝あけます。

ぐるっと縫って

アイロンして整えます。
肩の縫い目がズれていますが、裏地は裁断が狂いやすいので裁断時にミスしたかも?と思い、ズレたまま進めます〜。
(どうせ見えないだろうという妥協の考えです。笑)


見返し表に面ファスナーをつける
左見返しに面ファスナー(マジックテープ)をつけます。
今回は40%縮小で作っているので、裁ち端から0.8㎝(縫い代0.5㎝+余白分0.3㎝)あけています^^

ダッフィーサイズで作ったとき、余白分を0.5㎝にしたのですが、えりの返り点部分で開き過ぎてしまったので、↑と同じく縫い代0.5㎝+余白分0.3㎝でよさそうです…!個別に調整OKです◎
面ファスナーをつけます。


サイズは写真の大きさにしました。お洋服の大きさに合わせてかえてくださいね^^
返り点より1mm(細かい!)下くらいにつけています。
返り点より上にならないように注意してください^^
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長くなるので続きは後編で解説します。
↓のリンクからどうぞ!

