記事内にプロモーションを含むことがあります
こんにちは!ぬいぺです。コロナが落ち着いてきたかと思いきや、また増えてきましたね。
その影響でぬい服講座も延期になり、ちょっと残念です。
今年の夏はステイホームの時間が多くなりそうですが、夏っぽいアイテムが作れたらいいな。なんて思っています٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
というわけで、今日はビニール生地の縫い方やコツをご紹介。
夏の定番ともいえるビニールバッグを作りたい!なんて人もいるかと思います。
ビニールは見た目涼しげだし、水を弾くのでプールバッグにもいいですね。
ビニール素材は滑りにくいし厚みがあるので、苦手意識がある人も多いかもですが…。
ちょっとした工夫で縫いやすくなるので、ぜひ参考にしてください(*^^*)
もくじ
【ビニール素材】縫い方のコツ5選
ビニール素材は滑りにくいので、普通押さえでは縫い詰まりやすいのがデメリット。
わたしおすすめの縫い方のコツはこんな感じです。
- テフロン押さえを使う
- 押さえにメンディングテープを貼る
- トレーシングペーパーと一緒に縫う
- 二トフロンテープを貼る
- シリコンペンやスプレーを使う
テフロン押さえを使う
テフロン押さえとは、生地を押える部分に滑りがいいテフロン加工がしてある押さえのことです。
普通押さえだとビニールに張り付いて縫いにくいのですが、テフロン押さえを使うとミシンのすすみがよくなります(^^)
ミシンを買うとセットでついてくることが多いですが、なくても1000円前後で買い足すことができるので、おすすめです。
押さえにメンディングテープを貼る
実は一押しなのがこのメンディングテープを貼るというやり方。
メンディングテープは表面がさらさらしているので、貼るだけでミシンがすすみやすくなります。
お金も手間もかからないとっておきの裏技です٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
トレーシングペーパー(ハトロン紙)
トレーシングペーパーをビニール素材の上にのせて、一緒に縫うやり方もあります。
トレーシングペーパーは100円ショップのものでOK。ある人はクッキングシートやハトロン紙(製図や型紙作成に使う紙)を使ってもいいですね。
ビニールと一緒に縫ったあと、紙だけをピリピリはがします。
シリコン剤やスプレーを塗る
ミシン針や押さえにシリコン剤やスプレーを塗るのも効果的です。生地によっては直接塗ってもOK。
ただし、縫う部分に一々塗らなきゃいけないので、めんどくさがり屋のわたしはほぼ使いません。
シリコン剤は部分的に塗れば大丈夫なのですが、スプレーには一つ欠点がありまして。
関係ないところまで吹きかかるので、床や作業スペースも滑りやすくなります。
わたしの勤めていた縫製工場でもシリコンスプレーを使っていましたが、床がつるつるしてコケそうになりました。
おうちで作業する人はスプレーは避けた方が無難かもしれません。
ニトフロンテープを使う
先ほどメンディングテープを使うやり方を紹介しましたが、縫製工場ではニトフロンテープを普通押さえに貼って縫っていました。
メンディングテープはわたしが適当に押さえに貼ったらいい感じに縫えた!という偶然の産物です。笑
二トフロンテープの欠点は値段が高いところ。
メンディングテープと同じくらいの量でも、3000円くらいするのでちょっと買いにくいんですよね。
特殊なテープなので、メンディングほど気軽に買えないのも手を出しにくい理由です。
ちなみに、使い勝手はメンディングテープとほぼ変わりません。
特に初めてビニールを縫う人は、手間もお金も最小限ですむメンディングテープをお試しすることをおすすめします(*^^*)
【初めてでも簡単】ビニール素材の詳しい縫い方
初めてさんでもビニール素材が縫える詳しい縫い方の設定はこちら(^^)
- 試し縫いをする
- 14~16番手の針を使う
- 糸は#60~30番手がおすすめ
ビニールは一度縫うと穴があき、元に戻りません。
何度も縫い直しをすると縫い目から破れてくるので、本番を縫う前に試し縫いをするのがおすすめです。
試し縫いをする
適当なはぎれで1本ミシンをかけてみます。
縫い目ダイヤルは2.5~2.8くらいに設定。
2枚に重ねて縫ってみます。縫い目が問題なければOK٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
ちなみに今回試し縫いに使っているのは、ユザワヤで買った薄めのテーブルクロスです。
初めてで厚手のビニールを使うと針が折れたりうまく縫えなくて心が折れるので…0.3 mm以下のビニールをおすすめします。
普通の生地では布用の裁断はさみを使いますが、ビニールのカットは紙切りはさみで大丈夫ですよ!(布専用のはさみは刃が痛むため)
針
針は太めの14番手か16番手を使います。
厚みによっては皮革用のミシン針を使うのもありです。
糸
糸はシャッペスパンの#60を使います。場合によっては太めのシャッペスパン#30を使うことも。
ビニールの厚みや種類によって使い分けますが、心配な人はお店のスタッフさんに聞いてから購入すると安心です(*^^*)
【ビニールの縫い方】テフロン押さえ&メンディングテープのコツ
押さえを変える以外は縫い方に変わりありません。普通の生地を縫う要領でまっすぐ縫います。
表と裏できちんと糸調子がとれていればOK。
糸調子がとれない場合、↓の記事を参考に調整してみてください。
テフロン押さえだけでビニールの進みが悪いとき、針板にメンディングテープを貼るのも効果的ですよ(*^^*)
ぬいぺ
【ビニールの縫い方】トレーシングペーパーのコツ
トレーシングペーパーを使う場合もとっても簡単です。
ビニールの上に程よく切ったトレーシングペーパーをのせて、縫うだけ。
縫ったらミシン目にそって折り目を付け、
ピリピリとはがし、完成っ!
ちなみに写真はテフロン押さえのまま縫っているのですが…
普通押さえで大丈夫です!トレーシングペーパーをのせているので滑りがよくなりますm(_ _)m
テフロン(メンディング)押さえでもトレーシングペーパーを使っても、縫い目のクオリティは同じなのでどちらでも大丈夫です。
手間を考えるとトレーシングペーパーは毎回のせなきゃいけないし、紙代もかかるので…。
わたしは押さえを変えて縫うことが多いかな。
あと、ビニールは熱を加えると溶けて有害な物質が発生することもあるので、お気を付けください。
アイロンはかけずに縫い代は手でぎゅむっと割るのがいいと思いますm(_ _)m
ビニール素材は手縫いでも縫える?
結論からいうと、手縫いでも縫えます!
ただビニール素材は普通地より硬く、針が通りにくいので…ミシンを使った方が楽です。
とはいえミシンを持っていない人がちょっとだけビニールを縫いたいときもありますよね。
そんなときは普通地と同じ要領で普通に縫えば大丈夫。手縫い針は皮革用のものを使うと少しは縫いやすくなりそうです。
長い距離を縫う場合、時間をかければ縫えますが、針持っている指に穴が空きそうなので、指ぬきを使うことをおすすめします(*^^*)
ビニール素材で作った作品紹介
ビニール素材でこんなアイテムが作れます。
記事内で使ったテーブルクロス用の素材でポーチを作ってみました。
他にも、100均のビニールバッグをリメイクしてショルダーバッグを作ったり。
ビニールのいいところは透明で中身が見えるところですね。
オタ活にも重宝しています٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
100均の雨具を使ってぬいぐるみ用のポンチョを作ったり、アイディア次第でいろいろなものが作れます。
同じような縫い方で合皮も縫えますので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね(*^^*)