記事内にプロモーションを含むことがあります
こんにちは!ガリガリくんのゴールドキウイ味にハマっているぬいぺです。笑
さて、今回はわたしの使っているミシンについてご紹介していきます。
ミシン選びの参考にもなれば幸いです。
初めてこのブログにきてくれた人は、下の記事も読んでみてください(^^)
もくじ
わたしの愛用ミシン
(株)ベビーロックの職業用の直線縫いミシンです。7年ほど前に専門学校の入学を機に購入しました。名前の通りロックミシンを主に販売している会社ですが、最近では直線縫いミシンにも力を入れていて、使い勝手や縫い目が気に入って購入しました。
職業用といえば、JUKIの「シュプール」、ブラザーの「ヌーベル」、ベビーロックの「エクシムプロ」が有名です。教室のミシンがシュプールだったので、周りはシュプールを持っている人が多かったです。
わたしもシュプールにしようかと思ったのですが、パワーや縫製速度が他よりも優っていたことからエクシムプロを選びました。
なんとなく他のミシンより縫い目が綺麗だった気もします。
職業用ミシンのメリットデメリット
メリットは、ずばり
縫いがきれい
厚地を縫える
耐久性に優れている
です。
職業用ミシンは家庭用ミシンに比べて高速で縫うので、糸締まりがよく縫い目がきれいに仕上がります。また、パワーがあるので家庭用では縫えない厚いデニムも重ねて縫えます。さらに職業用ミシンはボディ全体が金属のため壊れにくく、長年使い続けることができるのもいいところです。きちんとお手入れすれば何十年と使えるので、買い替える心配もなさそうです。
デメリットは
直線縫い専用
かがり縫いやボタンホール縫いができない
大きくて重たい
です。
一番のデメリットは直線縫いしかできないところです。それに比べて家庭用ミシンは自動糸切りや自動糸調子、かがり縫いやボタンホールなどその他色々な縫いの種類が内蔵されていて、1台でひと通りの作業ができます。入園入学準備やちょっと小物を作りたい!という初心者さんにオススメです。
職業用ミシンは縫いがきれいで早く、縫いのクオリティも高いので、家庭用ミシンを使っていて縫いあがりが物足りないと感じたら購入を検討するのがいいと思います。
デニムの裾あげやジャケットやコート作りなど、本格的に洋裁を始めたい人や服飾専門学生さんであれば、最初から職業用ミシンを買ったほうがいいですね。家庭用と比べると、まるで馬力が違います。仕上がりもきれいです。
わたしは服飾系の学校でミシンをよく使うこと、自宅で縫製の仕事をすること、長く使いたいことなどの理由を踏まえて、職業用ミシンを購入しました。ミシンにパワーがあり縫いがきれいなので、シャツやワンピース、ジャケットなどの販売品を作ることもできます。
職業用ミシンはかがり縫いやボタンホール縫いができないので、家庭用ミシンをそれらの専用にして、職業用ミシンを直線専用として使い分ける人もいます。
大きくて重いし場所は取りますが、頻繁に使うのであればミシンの場所を固定すると効率が良くなります。
ちなみにわたしはミシン用の机と椅子を買いました。
机はアマゾンで3000円くらいの折りたたみ式、椅子はホームセンターで売ってる1000円くらいの丸椅子です。
職業用ミシン専用の机もありますが、3万円ほどするのでなかなか手が出ないですよね。高さやサイズが合えば安いもので大丈夫だと思います。
ミシン付属品の紹介
ミシン購入時についてきた付属品について紹介します。
①ブラシ…ミシン掃除で使います。
②糸こまホルダー…糸が動いたり傾かないように固定します。
③糸こま押さえ…糸を押さえ、糸こまからスムーズに糸を引き出します。
④糸こまネット…糸を保護するためにかぶせます。
⑤ねじ回し…押さえやアタッチメントを取り替える時に使います。
⑥クロスガイド…まっすぐ縫う目安になるアタッチメントです。
⑦ダーニングプレート…送り歯を使用しない縫いのときに使います。
⑧油さし…注油で使います。
糸こまとは糸が巻いてある芯の部分です。糸こまに糸をとめるための溝があると、そこに糸が引っかかって、糸が傷ついてしまったり、うまく縫えないことがあります。
そこで糸こま押さえを使うと、糸が引っかかることなく、スムーズに引き出せるのです。
業務用の太い巻きであれば、糸こまホルダーを差し込んでから糸をセットし、上からネットをかぶせることで糸こま押さえと同様の働きをします。
⑨フットコントローラ…足で踏んで縫い進めます。
⑩ニーリフト…手を使わずに押さえを上げ下げできる優れものです。
(11)補助テーブル…大きなものを縫う時に便利です。
改めて確認すると色々ありますね。この記事を書いて初めて存在を知った付属品もあったりなかったり(ミシン買って7年もたつのに。汗)
ミシンのそばに置いておきたいお供の道具たち
ミシンで縫っている時に「糸切りたいのにハサミがない!」「印見えないから付け直したい!」など道具がなくてバタバタしたことはありませんか?よく使う道具であればミシンのそばに置いておくと作業時間のロスも減りますよ。
左から目打ち、糸切りはさみ、竹尺、チャコペン、使いそうな押え、です。
作業の邪魔にならないところに置いています。目打ちやステッチ定規などはトレーに入れて転がらないようにしています。
ピンクッションはいつでも針を出し入れできるように左手につけています。
縫ってみよう!基本の操作
職業用ミシンって家庭用に比べて難しそうだから使いこなせるか不安で手が出ない…。
なんていう悩みを聞いたことがあります。
ぶっちゃけ、難しくありません。むしろ、機能が色々ついている家庭用のミシンよりも簡単だと思います。
そんな不安をお持ちの方のために、基本の操作をご紹介します〜。
①針をセットする
針の向きを確認し、針をセットしてしっかりねじを閉めます。わたしのミシンは半円型の針を使うのですが、この平らな面を内側にします。
②下糸を巻く
(1)糸を案内通りに通します。
(2)ボビンの穴に内側から糸を通します。
(3)ボビン下側の穴と糸巻き軸の突起部分を合わせ、糸巻き軸に差し込みます。
(4)糸巻きレバーを左にスライドさせ、ボビンにくっつけます。
(5)電源を入れ、糸の端を掴んだまま、糸巻きボタンを押して、少し巻きます。
(6)数周巻けたらつまんでいる糸をボビンのきわで切り、再度糸巻きボタンを押します。
(7)巻き終わると自動で止まり、レバーが元の位置に戻るので、ボビンを糸巻き軸から外して糸を切って完了です。
③ボビンをセットする
(1)糸の方向を時計回りになるように、ボビンケースに入れます。
(2)みぞに糸を通し、糸口から出します
ボビンをしてにして糸を垂らし、振った時に少し糸が出るくらいがちょうどいいです。
糸が出すぎるときは調節ネジを右に回し、強くします。
出にくい時は調節ネジを左に回し、弱くします。
③上糸をかける
説明書にしたがって上糸をかけます。
④下糸をだす
針上下ボタンで針を自動で上げ下げできます。下糸を出す時に便利です。
⑤布をセットする
縫う布をセットします。
⑥押さえを下げる
ミシン後方の押さえを下げます。
⑦縫う
縫います。最初と最後は返し縫いレバーで1.0 ㎝くらい返し縫いをします。
レバーを押すと返し縫いをして、離すと前に進みます。
⑨糸を切る
自動糸切りボタンで糸を切ります。
縫えました〜。とっても簡単でシンプルじゃないでしょうか。
職業用ミシンに恐れを抱いていたあなたもこれで不安はなくなったと思います。
そんなことない!縫うスピード早くて無理!
とまだ心配性なあなたにぴったりな機能があります。
スピードコントロールつまみ
このつまみを左右に動かすことで、速さを調整できます。フットコントローラーの踏み加減でも調整できますよ。
ミシンの掃除と注油
ミシンは消耗品なので、定期的にお手入れすることが長持ちの秘訣です。
簡単な掃除やお手入れで故障を抑えて長く使うことでができるので、さらっとその方法を紹介します。
なぜ掃除をするのか?
布を縫っていると思った以上に糸くずやほこりが出ます。糸くずやほこりを放置していると糸調子が悪くなったり、縫えなくなることもあるので、めんどくさがらずメンテナンスしてあげましょう。
ミシン掃除のやり方
用意するもの:掃除ブラシ、ティッシュ、綿棒
①押さえと針を外します。
②スベリ板をはずし、カバーを開けます。ネジを2箇所外して針板をはずし、ボビンケースも取り出します。
③送り歯と周辺の糸くずをブラシや綿棒で掃除します。
ほこりが…すごい…。
⑤左から見て、かまの内部やその周辺も掃除します。
終わったら元に戻して、完了です!
掃除の頻度は毎日使用なら月に2回くらいです。小さいヘッドの掃除機を使うと細かいホコリも吸い取れます。
ミシン注油のやり方
家庭用ミシンであれば必要ないですが、職業用ミシンは高速で縫えて回転数が早く、金属製のパーツなのでモーターに負担がかかりやすいです。モーターが焼きつくと故障の原因となり動かなくなるので、大事なミシンを長く使うためにも注油は必須ですね。
用意するもの:ミシン油、ティッシュ、綿棒
写真の場所に2.3滴注油します。
はずみ車を手動で回して油をなじませ、余分な油を拭き取って完了です。
ミシン油はネット通販や手芸屋さんで300円前後で売っています。100円ショップでも売っているのを見かけました。ミシンによってはミシン油が指定されている種類もあるので、説明書で確認が必要です。
本番の布を縫う前にいらない布で試し縫いをして汚れがつかないか確認しましょう。
注油の目安は毎日使うのであれば1日1回がいいみたいです。(私はつい忘れがちで月に1度くらいしか差していません。汗)
縫っている時にキーキー音がしたり変化を感じたらすぐに掃除や注油をしてあげましょう。ミシンが喜びます。
便利な職業用ミシンの機能やアタッチメント
作業スペース拡大で効率アップ!補助テーブル
取り付け方は簡単!テーブルのあしを起こし、左と前の穴にセットします。
なぜ補助テーブルが必要なのか?
正直いうと購入初期は補助テーブルがある意味もわからず、むしろ補助テーブルがついていることも知りませんでした。振り返ると勿体無いことしてましたね。笑
実はこの補助テーブル、大きなものを縫う時にとても便利なんです。
布が重くて縫いづらい!なんてことがありますが…
補助テーブルがあると作業面積が広くなり、安定して縫うことができます。ジャケットやワンピースなどの大物を縫うときにとてもお世話になってます。
両手が自由で作業しやすい!ニーリフト
ニーリフトをつけると手を使わずに膝で押えを上げ下げできるので、とても便利です。
取り付け方は簡単です。ミシン前方にある穴に差し込むだけ。
両手があくので、細かいところや手でしっかり押えながら作業したい時に両方の手を使えるので助かっています。むしろ、使い勝手が良すぎてニーリフトがないミシン作業が考えられなくなりました。ニーリフト、最高。
縫い幅でもう悩まない。ステッチ定規
500円くらいで買ったステッチ定規。押さえとねじの間にはさんでとめるだけなので簡単につけられるし、0.6 ㎝、0.8 ㎝といった絶妙なステッチ幅も設定できるので重宝しています。
コツは、針を落として押さえの下に定規を起き、めもりに合わせる、です。最近ではマグネット式のものもあります。
色々な縫い方ができる!アタッチメント
直線縫いしかできないと侮るなかれ。押えのアタッチメントを変えれば、色々な縫い方ができて楽に作業することができます。わたしが持っている押えのアタッチメントを紹介します。
①基本押え…直線やカーブなど、いろいろな縫いに使いやすいメインで使う基本の押えです。
②ファスナー押え…後ろのねじを緩めると押えが左右に動くので、ファスナーなどの障害物を避けて縫えます。
③コンシールファスナー押え…コンシールファスナーを縫うときの専用の押えです。ファスナーのムシを起こしながら溝を縫うのでムシのきわをきれいに縫えます。
④テフロン押さえ…レザーやビニールなど金属の押えにくっついて縫いにくい素材に適した押えです。
⑤細押え…押え幅が狭く、細かい部分を縫うのに便利です。押え幅が狭く送りが弱いので、基本押さえに比べて進みが悪く、コツが必要です。
⑥ギャザー押え…レースやフリルにギャザーを入れるときに使うアタッチメント。わたしは基本押えでギャザーミシンをかけるため、使ったことがありません。
⑦三つ巻き押さえ…その名の通り、三つ巻きをしてくれるアタッチメントです。が、薄地の布ならうまく縫えるが普通布や厚手の布は難しいです。わたしも何度か試しましたが慣れるまでに時間がかかるのと縫い代が重なるとうまくいかないので普通にアイロンで三つ折りした方が早いかもしれません。
実はあけられるんです。ボタンホール穴かがり
追加で購入した職業用ミシン専用の穴かがり器です。価格は9000円前後と少々お高いですが、長い目で見て使う機会が多いなら買いだと思います。
かがり幅が1.0 ㎝〜2.4 ㎝なので、様々なサイズのボタンに対応できます。
家庭用ミシンの穴かがりよりも密が細かくて、綺麗に仕上がります。
今回はわたしの使っているミシンやそれに関わる便利な情報についてまとめました。
思った以上に量があり、まだ書きたいこともあるのですが、文字数が大変なことになりそうなので次の機会に書きたいと思います。あまり長いと飽きちゃいますよね。笑
「職業用ミシンってこんなことできるんだ。便利〜。」「職業用ミシンっていいかも!」「ぬいぺってこんな風に作業してるんだふ〜ん。」などなど感じてくれた幸いです。笑
はじめまして。趣味で布鞄作りを始めました。友人にプレゼントすると喜ばれるので楽しんで作っています。そろそろ職業ミシンに挑戦したいと思っているのですが、高価なので使いこなせるか心配しています。ぬいぺ様のブログ大変参考になりました。これからも色々勉強のためブログ見せて下さいね。
なおこさん、はじめまして♪
感想ありがとうございます!
今後もためになる情報をかけるように頑張ります(*^^*)
はじめまして。自宅にあるかなり年季の入ったミシンの使い方がイマイチわからず、色々検索していてこちらの記事にたどり着きました。
我が家のミシンはTOYOTA製のミシンで、30年以上前に足踏みだったものを解体してもらったもので、それが業務用だったということも、ボビンの向きでわかるとこちらの記事で知りました(笑)
とにかく重くほとんど押入れに鎮座している状態で、数年に一度何か手作りをする機会が来た時には一度出してはみるものの、結局使えず手縫いでチクチクしのいでいました。
今回はいよいよマスクを作ろうかと思い立ち、一度は手縫いで2個ほど作ったものの疲れ果てて、何とか使い方をと再び検索しまくってこちらに流れ着き…
なんとなく下糸がおかしいのかなと思ってはいたのですが、機種は違うものの下糸の巻き方から細かく説明が載っていてとても参考になりました!
ジャマだし要らんかな〜なんて思っていたのですが、あらためて大切に使っていこうと思えることができて本当に感謝です!
自粛期間のGWにじっくりミシンちゃん(急に愛着湧いてきました・笑)と向き合ってみようと思います。ありがとうございました。
嬉しくて長文失礼いたしました。
しおおちゃげさん、はじめまして♪
おうちのミシン復活のお役に立てそうでわたしも嬉しいです。
わたしも自粛してお裁縫して過ごす予定なので、一緒にミシン楽しみましょう〜(*^^*)
63のおじさんです、初めまして。最近家内の実家に引っ越しまして、そこに義母が使っていた業務用ミシンがあり、60の手習いでミシンを使えるようになりたいと思ってます。いろいろネットで調べミシンの使い方頭では少しわかりましたが実践はまだ、ミシンはブラザーマーク2です。まずはズボン、ジーンズが多いのですが、裾あげからやってみたいと思います。ご指導して頂ければと投稿しました。
くりちゃんさん、はじめまして♪
ブラザーマーク2は実際に使ったことがないのですが、調べてみたところ工業用ミシンのようですね。
わたしはJUKIの工業用を使ってきたのですが、工業用ミシンであればデニムの裾上げなど、厚地も楽に縫えると思います(^^)
ただ家庭用や職業用ミシンよりも馬力があり、スピードも早いので、最初はいらない布で試し縫いをしたり、練習するのがおすすめです。
手を縫わないように十分お気をつけくださいませ!
ありがとうございます。
今朝、ぬいぺさんのサイト見たら記事に気づきました、調べて頂いたんですね。
コンセント差すと動きます。が、糸の通し方がややこしそうですね、どのミシンも大体同じなんでしょうか?取説ネットでみましたが、無いようです。いろいろ自分でやってみようと思いますが
壁に当たるとまた質問させて頂きます。
糸の通し方は基本似たようなものですが、ミシンによっては若干違いますね。
わたしも初めて触る機種だと不安なので、近所のミシン屋さんに確認してもらうこともよくあります。
似たようなミシンの糸通しを真似するか、お持ちのミシンの取り扱いがある店舗があれば、そのお店に問い合わせて聞くのが一番スムーズかもしれませんね。
いっそ、ミシン教室に行って見ようかとも、考えましたが、まだ仕事してますので、なかなか。
ユーチューブの動画とかみて、どうして縫えるのかは、何となくわかりました。業務用はスピードがやはり速いのですか、コントロール機能を使えばスローになると思うのですがスローにするとやはり縫い目が綺麗じゃないんですかね?
男で機械には興味ありましたがミシンには興味を今まで持たなかったんですね、ミシンはマシンが日本語になったと思われますので機械の一番短な物だったんですね!
義母は近くの縫製会社に勤めていまして、その中でも一番の縫い手だったと聞きました。シャツが破れても、そこに他の生地を縫い合わせてくれて、一般にはツギハギですが、いいアクセントになっていて、私は気に入ってました。
簡単な事からジーンズ系のジャケット等縫えればな?とか甘い考えを抱いてます。
ヘビーデューティーな作業着にツギハギしてるのが好きなんです。