型紙の拡大縮小倍率をまとめました!

【徹底解説】ぬいぐるみ服・型紙の起こし方

ぬいぐるみの服・型紙の起こし方

こんにちは!ぬいぺです。

先日、こんなツイートをしました。

ありがたいことに、たくさんの反応をいただいたので、ぬいぐるみ服の型紙の作り方を記事にしますm(_ _)m

わたしが普段型紙を作っている工程を、そのまま解説しています。

 

「持っているぬいぐるみに合う服の型紙がない!」

「自分でぬいぐるみ服の型紙を起こしたいけど、やり方がわからない…。」

 

こんなお悩みをもつ人の参考になったらと思います。

 

ちなみにネットや本で調べたところ、あまり有力な情報がなかったので、この記事は日本初?世界初?のノウハウかもしれません。

とりあえずお役にたてる自信ありです。

 

詳しくわかりやすくかこうと気合が入りすぎてしまったので…逆に混乱させたらすみません。

3~5分ほどで読めますので、どうぞお付き合いくださいませ(^^)

【ぬいぐるみの服】型紙作りに必要な材料・道具

まず、型紙を作るために必要な材料や道具をお伝えします。

【必需品】型紙起こしの材料・道具

  • ラップ
  • シャープペン・チャコペン
  • 裁断ばさみ
  • まち針
  • 方眼定規

ぬいぐるみに当てて服の形を取るために使います。布に直接印をするため、白やベージュ系の色がおすすめです。わたしは仮縫い用のシーチングをたくさんストックしています。

定規

型紙の線をかいたり、縫い代をつけるときに使います。目盛りが付いている透明の方眼定規がおすすめです。わたしは50 ㎝と30 ㎝の方眼定規をよく使います。

曲線の長さをはかることも多いので、やわらかくしなるものがいいです。

【あると便利!】型紙起こしの材料・道具

絶対必要ではないけれど、あると作業がはかどるアイテムです。

  • 黒のラインテープ
  • カーブ定規
  • ルレット
  • カッター板

黒のラインテープ

型紙の目安となるボディラインを入れるのに使います。

印代わりなのでペンでも代用できますが、テープの方が貼ったり剥がしたりできるので便利です。わたしは0.15 ㎝幅を愛用しています(^^)

MEMO

ダイソーを散歩してたら文房具売り場で似たようなものを見つけました。

使ったことがないので未評価ですが、代用できるかもしれません。

ダイソーのラインテープ

カーブ定規

曲線をえがくことが多い型紙作りで大活躍します。なければフリーハンドでもOKですが、定規を使えばきれいな線が引けますよ(^^)

型紙作りをよくする方ならあったほうがいいかなと!わたしが愛用している定規のリンクを貼っておきます。

ルレット

型紙を布や別紙に写すときによく使います。なぞるだけで印がつく優れものです。

ソフトタイプとハードタイプがありますが、わたしはギザギザが鋭いハードタイプをよく使います。

カッターマット

ルレットとセットで使い、テーブルが傷付くのを守ります。


【ぬいぐるみの服】型紙の起こし方

流れをざっくり説明すると、

  • ぬいぐるみにラップを巻く
  • 布を当てて型紙の形をとる
  • 型紙を起こす

という感じです。

今回は基本的なTシャツの型紙を作っていきます(^^)

詳しく解説していくよ!

ぬいぺ

ぬいぐるみにラップを巻く

まず、ぬいぐるみの胴体にラップを巻いていきます。

必ず巻くという決まりはないのですが、ラップを巻いたほうが汚れ防止になるのでおすすめです。

ハサミを使って布をカットする作業もあるので、大事なぬいぐるみを保護する役目もあります。

正確に型紙をとるために、少しきつめに巻きましょう(*^^*)

ラップを巻いたぬいぐるみ

前と後で分けてラップを巻き、テープで止めています。

ラップを巻いたぬいぐるみ

ボディ線を入れる

ラップを巻いたら前中心、首回り、後中心に目安になる線を入れます。わたしはいつも黒の細いテープを使っています。

前身頃にボディ線を入れる

後身頃にボディ線を入れる

ラップの上からなので、ペンでもいいのですが、ペンだと書き直しがきかないし、万が一ぬいぐるみについてしまうことを考えると、テープは使い勝手がいいですよ!

肩とわきにも貼ります。

肩にボディ線を入れる

脇にボディ線を入れる

布を当てて型紙の形をとる

これで型紙をとる準備が整いました(^^)いよいよ布を使って型をとります。

まず、型紙を作りたい面積より少し大きめな布を2枚用意します。

写真の布はメイちゃんサイズでたて16 ㎝、よこ18 ㎝です。だいたいでいいので、お持ちのぬいぐるみに合わせてご用意ください。

ぬいぐるみと布

足りなくなると裁断からやり直しなので、小さいより大きめがいいよ!

ぬいぺ

まず、布を前中心と平行におき、まち針で止めます。ラップがあるのでぬいぐるみを傷付けずに止められますね。

布の上からペンなどでテープをなぞってください。わたしはいつもシャープペンやチャコペンを使います。

前中心に印する

首回りの布をぬいぐるみになじむようにおさえ、肩をとめます。

首回りをなじませる

布の上から首回りと肩のテープを写します。

首回りに印する

首回りの余計な布をカットします。縫い代は最低1.0 ㎝ほど残しておくのがいいです。

余分な布をカットする

次に、わきのシルエットをとります。前側からぬいぐるみの体に合わせて生地をなじませ、わきの線と布をとめ、ラインを写します。

わきをなじませる

ぴったりすぎるとピチピチの服になってしまうので…ペン1本ほどゆとりを入れるのがいいです(^^)

ゆとりをいれる

ぬいぐるみの腕に合わせて袖ぐりのラインを入れます。

わたしは手で探りながらこのへんかな?というあたりにフリーハンドで印をします。

袖ぐりに印をする

印ができたら、袖と脇の余分な布をカットします。

あとで修正できるように、多めに残しておくのがいいです。(わたしは1.5 ㎝くらい残してます。)

袖ぐりに印をする

すそのラインを決めて、前身頃はできあがりです。

すそにテープを貼る

同じ手順で後身頃も作ります。

後身頃の布

型紙を起こす

だいたいの型紙の形がとれたら、一度布をぬいぐるみからはずします。

これを元に、紙に型紙を写していきます。

布をぬいぐるみから外す

上から紙をのせてなぞってもいいのですが…線が薄かったりはっきり透けないことがあるので、わたしは「ルレット」を使っています。

下に紙を敷いて上からなぞるだけでラインが取れるので、とても便利♪

ぬいぺ

型紙を起こす

ついた印をシャープペンでなぞります。

型紙を起こす

後身頃も同じように写します。

型紙を起こす

【重要】パターンチェックする

紙に起こしたことでだいぶ型紙らしくなってきましたね!次はきれいな服が仕上がるように、縫い合わせる部分の角度や距離をそろえていきます。

洋裁用語で「パターンチェックする」というよ!

ぬいぺ

ちなみにわたしはきれいで縫いやすい服を作るために、型紙作りの中でこの工程を一番大事にしています(*^^*)

 

今回のTシャツでは肩とわきをチェックします。

まずは肩から。できあがり線同士を合わせ、つながりを確認します。

肩のパターンチェックをする

長さがわりと違っていますね…。このままだとガタガタな服になってしまうので、つながりのいい線に直します。

肩のパターンチェックをする

肩線の長さを合わせ、きれいにつながるように新しい線をかきます。コツとかは特にないのですが、しいていうなら「曲線美を意識する」でしょうか。笑

ちなみに、首回りもわずかですが直してみました。

肩のパターンチェックをする

次にわきです。すそがガタついているので、修正します。

後身頃に合わせて前身頃のすそを長くしました。

脇のパターンチェック

脇のパターンチェック

パターンチェックが終わったら、縫い代をつけます。

いつも配布している型紙は0.7 ㎝くらいで細めにつけていますが、あとで直しが必要になるかもしれないので1.0 ㎝と太めにしています。

 

縫い代をつけたら型紙を切り取り、布を裁断します。前中心は”わ”裁ちで1枚、後中心は2枚カットします。

型紙に縫い代をつける

身頃を組み立てる

ひとまず身頃を組み立てます。

裁断した前身頃は全ての縫い代をアイロンで折ります。首回りと袖ぐりはカーブがなじみやすいように切り込みを入れるのがコツです。

シーチングを組み立てる

後身頃は首回り、袖ぐり、すそを折ります。

他に、片方の後中心だけ折りました。

シーチングを組み立てる

後身頃の上に前身頃をできあがり線が重なるようにおき、まち針でとめます。

要するに1.0 ㎝布を重ねてとめてるよ。

ぬいぺ

シーチングを組み立てる

着せながら、肩と後中心もとめます。

肩をとめる

ぬいぐるみ後

できあがりのイメージがつかめてきましたね(*^^*)

ぬいぐるみ前

【おまけ】型紙修正のやり方

一度でドンピシャな形であれば問題ないのですが、納得いかないこともよくあるんですよね。そんなときは型紙を修正していきましょう!

今回は前身頃の袖ぐり部分のしわが気になったので、直してみます。

型紙修正

一度布をぬいぐるみからはずし、袖ぐりのラインを書き直します。今回はきつそうだったので、少し削ります。

ペンで印した部分をカットし、1.0 ㎝で折り直しました。

型紙修正

再び着せるとすっきりとしたシルエットになり、余計なしわが消えました(*^^*)

型紙修正後

納得のいく型紙になったら、布と同じように型紙も修正しよう!

ぬいぺ

袖の型紙を作る

最後に袖の型紙を作ります。

ちなみに袖の型紙はぬいぐるみで型取るのではなく、平面(紙)で起こします。

 

立体で起こしてもいいのですが…正直難しいし、時間がかかります。

いろいろ試したわたしの経験ですが、袖の型紙は紙で作図した方が早く効率よく出来上がるので、今回は初心者さんでも作りやすいやり方を紹介しますね(*^^*)

ちなみに人間の服も、袖は平面で起こすことが多いよ!

ぬいぺ

 

まず、紙に十字線をかきます。

紙に十字をかく

前後の袖ぐりの長さをそれぞれ測っておきます。

後と前の袖ぐりの長さを測る

後と前の袖ぐりの長さを測る

写真のように、肩から袖ぐり下の長さを2等分し、1つ分の長さを★とします。

袖の型紙の作り方

前身頃と後身頃の袖ぐり、どっちでもいいの?

細かいことをいうと、前後の身頃の肩から袖ぐり下までの長さが短い方を使います。

今回、わたしは後身頃を使いました。

型紙の袖ぐりの長さ

とはいえ、ややこしければどちらを使ってもいいです。(たぶん誤差なので仕上がりに影響しないかと!)

先ほどかいた十字線を使って、袖の作図をします。

写真のように★、前袖ぐり、後袖ぐりの長さをかき入れます。

袖ぐりの長さは、身頃の長さよりも0.1~2 ㎝ほど短くかくといいかもです!

ぬいぺ

袖の型紙の作り方

前後の線の真ん中に印を追加します。

印が美しくつながるように、曲線をかきます。

写真のようにカーブ定規を使うとなめらかなラインが引けますが、なければフリーハンドでもOKです(^^)

なだらかなカーブでつなぐ

なだらかなカーブでつなぐ

前と同じように、後側もつなぎます。

MEMO

かけたら曲線を定規で測って、前後の身頃と袖ぐりの長さがあっているか確認してください。

短かったり長い場合は長さがぴったりになるように調整します。

なだらかなカーブでつなぐ

お好みで袖の長さを決めます。わたしは最初にかいた横線に平行になるように引きました。幅は4.0 ㎝です。

袖幅は前後の端を垂直におろしてかいていますが、この幅を広げると袖口が広いシルエットになります(*^^*)

袖下と長さを決める

型紙を別紙に写します。

このまま型紙として使ってもいいのですが、わたしはあとで直しが出たときのために、保険として残しています。

型紙を別紙に写す

型紙を別紙に移す

袖下のパターンチェックも忘れずに!

袖下のパターンチェック

縫い代をつけて、型紙の完成です!

ちなみに身頃の縫い代は1.0 ㎝と太めでしたが、型紙が完成してから縫いやすいように細く付け直しました(^^)

型紙の完成!

他アイテムの型紙の作り方

全てのアイテムをこのやり方で作ると大変なので、Tシャツの型紙を基本にアレンジすることが多いです。

 

例えば、ジャケットやシャツ、ベストなどですね。

 

上に重ねて着る服ほど、身頃の幅や袖ぐりを大きくして調整します(^^)


ぬいぐるみの服の型紙起こし方、いかがだったでしょうか?

自分のぬいぐるみに服を着せたいけど、なかなかぴったりな型紙がなかったりしますよね。

そんなお悩みを持つ方の、型紙作りのお手伝いができたら幸いです(*^^*)

最初は何言ってるか意味不明かもですが…回数をこなせばコツがつかめるよ!

ぬいぺ

ダッフィー太郎

今は人に教えるほどのぬいぺさんも、初心者の頃は全然できなかったよね。
いや、ほんとに。何度挫折しそうになったかわかりません。

ぬいぺ

回数を重ねるうちにコツがつかめたり、仕組みがわかってくるので諦めずに挑戦してみてください!

質問もコメント欄からどうぞ♪

ちなみに型紙がアレンジできると、好きな衣装の型紙も自分で起こせるようになるかなと!

羽生くんのフィギュア衣装

羽生結弦選手の2018~19年のフィギュア衣装です。

ご存知の人もいるかもですが、ぬいぺは羽生くんのファンでして、気が付いたら衣装作ってました。

ぬいぺ

パンツの型紙の作り方の記事もかいたので、よかったら参考にしてください(*^^*)

ぬいぐるみ服(パンツ)の型紙作り方【アルミホイル編】ぬいぐるみ服・パンツの型紙の作り方【アルミホイル編】

お問い合わせ

作り方について質問がある場合は、コメント欄からお願いします。1日以内の返信を心がけています。遅れることもありますが、3日以上たっても返信がない場合、お手数ですが再度お問い合わせをお願いします。

ツイッターからも歓迎です。できた作品の写真をツイートするときに「@nuinuipe」と入れてもらえると、わたしも見ることができるので嬉しいです(*^^*)

型紙について間違いをみつけたときも、是非教えてくださいm(_ _)m

今後もぬいぺをよろしくお願いします♪

12 COMMENTS

瑞樹

こんにちは型紙の作り方はとてもわかりやすくて素晴らしいです✨パターンを引くのが大の苦手だったのでこんなやり方もあるのか、とこれなら出来そうでたのしです!ありがとうございました

返信する
ぬいぺ

瑞樹さん、こんにちは(^^)

コメントありがとうございます♪
わかりやすいと言ってもらえて何よりです。

ぜひ型紙作り、チャレンジしてみてください(*^^*)

返信する
匿名

本当に今まで見たどのサイトや記事よりもわかりやすいです!
作ってみて分からなかったことがきちんと細部まで説明があってありがたい

返信する
ぬいぺ

こんにちは!コメントありがとうございます(^^)

ぬいぐるみの服の型紙の作り方について詳しく説明しているサイトがないなぁと思い、記事にしてみました。

これまでのお悩みが解決できそうなら、わたしも嬉しいです♪
型紙作り頑張ってください(*^^*)

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高田

韓服を作成したいのですが・・
どうやってパターンを作成したらいいですか?

返信する
ぬいぺ

高田さん、こんにちは♪

韓服とはいわゆるチマチョゴリでしょうか?
画像を調べてみましたが、下はギャザースカートをハイウエストにして長くすれば作れそうですね。

問題は上の身頃ですが、布を当てて型取るときに着物の合わせを意識してみてください。
袖は、この記事と同じ作り方でいけそうです(^^)

あいにくこのブログにまだ着物の型紙はないのですが、自分で型紙を作るのが難しそうであれば、”ぬいぐるみ 着物 型紙”と検索して参考になりそうな型紙をアレンジするのも良いかと思います(*^^*)

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まもー

こんにちは。
型紙の作り方は、ドール服の作り方の本に載ってるので、世界初というのはちょっと言い過ぎだと思いますが、その本よりわかりやすかったです。ありがとうございます。

返信する
ぬいぺ

まもーさん、こんにちは♪

確かに世界初というのは盛りすぎたかもしれませんm(_ _)m笑

わかりやすいと言ってもらえて何よりです!ありがとうございます(^^)

返信する
sora*

ぬいぺさん、とってもわかりやすかったです!
おかげで作りたい服を作ることができました♪

次は、パーカーに挑戦したいのですが、
フードの部分が難しくて…

パーカーの型紙を載せていただくことはできませんか?

返信する
ぬいぺ

sora*さん、こんにちは!
わかりやすいとの感想、ありがとうございます(^^)

実はわたしもそろそろパーカーを作りたいなぁ。と思っておりまして…。

今後どこかのタイミングでパーカーの作り方と型紙も紹介したいと思います。
楽しみにしていてください(*^^*)

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もふもふ

こんにちは。
ぬいぐるみの衣装を製作したいのですが、衣装を着せるぬいぐるみが元から
お腹に両腕が縫い付けられています。
その場合、型紙を取るにはどうすれば良いですか?

返信する
ぬいぺ

もふもふさん、こんにちは♪
返信遅れてすみませんm(_ _)m

お腹に両腕が縫い付けられているぬいぐるみなんですね。
あまりみたことがないので、どんなぬいぐるみか調べておりました。

型紙を作るに当たって、方法を2つ提案します。

①お腹と腕の縫われている部分をほどいて切り離す
縫い付けられている部分が切り離せそうであれば、縫い目をほどいてお腹と腕を分離させれば袖が通せる型紙ができるかと思います。

②袖のない服を作る
お腹と腕の分離が難しければ、袖のないマントやケープのお洋服を作るのもありかと!
マントやケープの型紙や作り方はまだ記事にしていないのですが、今後執筆予定です。
“マント 型紙”などと検索したら、ネットで見つかりそうですね(^^)

参考になれば嬉しいですm(_ _)m

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