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今回はピンタックの縫い方について、わたしのやり方を紹介します٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
ピンタックとは、「ピンのように細く縫ったタック」のことで、ブラウスやワンピースなどの装飾に使われることが多いです。
ピンタックって難しそう!と思われがちですが、コツをつかめば単純作業の繰り返しなので、きっと苦手意識もなくなるはず(*^^*)
ぬいぺ
もくじ
ピンタックってどんなもの?
冒頭でもかる〜く触れましたが、ピンタックは洋服の装飾に使われる「細いタックやひだ」のことです。
具体的には、こんなの。これはわたしが作ったシェリーメイちゃんワンピの見頃です(*^^*)
ブラウスやドレスにもよく使われているので、見たことある人も多いんじゃないでしょうか?左右対称のデザインが多く、細くて立体的なディテールが可愛いんですよね。
ぬいぺ
ちなみにピンタックの幅には1~5㎜のいろんな細さがあります。幅や間隔でお洋服のイメージが全然変わるのも面白いんですよね。
「幅が細すぎて縫う前からしんどい…。」と思う人もいるかもですが、わたしが個人的にやりやすい〜と思った縫い方をお伝えするので、ぜひ試してもらいたい!
ピンタックの縫い方のコツとポイント
ピンタックの縫い方のコツを簡単にいうと、ずばり
印をつける
これ一つです。
印の付け方にも2種類あるので、詳しく紹介していきますね。
ピンタックを縫うポイント①:まっすぐ線をかく
一般的に多いやり方がこれかな?と思います。折山の位置に、表からチャコペンで上から下まで線をかく方法です。
線はあとで消すので、消えるチャコペンを使うのがおすすめ。
とても楽なんですが、ひとつだけ困ったことがありまして。
わたしの経験上、縫った後にこの線を消すのがめんどくさかったんですよね。2本だとまだいいけど、本数が増えるともっと大変。
アイロンするときに印を追いすぎて、線がガタガタになることもありました。
線を消すのがめんどくさいのはわたしの性格がズボラっていうこともあります。笑
【おすすめ】ピンタックを縫うポイント②:部分的に印や切り込みを入れる
ズボラなわたしが考えたのは、線を全部かかずに上下の一部に印をする方法です。
後から線を消す必要がないので楽ちんなんですよ〜!
やり方は折山の上下にちょっとだけ印をするだけ。
わたしは印と切り込み両方入れちゃいます(^^)
切り込みの深さは0.3 ㎝くらいのちょっとでいいです。
上下のちょっとだと手間も少なく生地も汚れないです。
2箇所を押さえてアイロンすれば、折り目も曲がらないっ。
ただ曲がらないというのはわたしがアイロンに慣れているせいもあるかもしれません。
アイロンが苦手な人は、まず線をかくやり方でアイロンに慣れてからこの方法を試してもいいですね(^^)
ピンタックの詳しい縫い方
基本的な縫い方は、
- 印(切り込み)を入れる
- 折り目をアイロンする
- 縫う
でOK。
型紙がピンタック分量こみなのか、幅や間隔を自分で作るのかで若干変わります。
型紙にピンタックの分量が入っている場合
わたしが作ったシェリーメイちゃんワンピの型紙で説明します。
丸でかこんだ位置に印(切り込み)を入れておきます。
裏を上にして、AとA、BとBの印があうように折ります。
表から見ると、表側が山折りになっている状態です。
印の真ん中が折山になっていますね(*^^*)
CとDも同じようにアイロンし、
逆側も同じように折ります。
あとはミシンをかけるだけ。0.5 ㎝幅で縫っています。
縫い代は外側に倒して、完成です♪
ピンタックの幅や間隔を自分で作る場合
型紙にピンタック分量が入っている場合はそれに従えばいいのですが、自分で好きな位置にピンタックを作りたいときもあると思います。
ぬいぺ
0.5 ㎝幅のピンタック
まず折山になる真ん中に印をして、左右0.5 ㎝の位置に印をします。
わたしは折山とピンタック幅の区別をわかりやすくするために、左右の印の部分に切り込みも入れました(^^)
あとは型紙のやり方と同じように、アイロンで折山をつけます。
それぞれ0.5 ㎝で縫えば完成♪
0.3 ㎝幅のピンタック
0.5 ㎝と同じように真ん中に印をしたあと、左右0.3 ㎝の位置に印をします。
アイロンして0.3 ㎝幅で縫えばOK。
もうおわかりかもしれませんが、印と縫うを変えたらどんな幅のピンタックもできちゃいます。
例えば0.7 ㎝で印をして縫えば、0.7 ㎝幅のピンタックの完成です(*^^*)
0.1 ㎝幅のピンタック
0.1 ㎝とかめちゃくちゃ細い幅なら、印が重なってわからなくなるんですよね。
わたしは真ん中の印だけつけてアイロンして、そのまま縫っちゃいます。
0.1 ㎝は普通の押さえだと幅がわかりにくいので、メンディングテープなどで目印をつけると見やすいですよ(^^)
【おまけ】ピンタックを作ってから型紙を置いて裁断する話
ピンタックが入っていない型紙を使う場合、先にピンタックを作ってから型紙を当てて裁断すると楽ですよ〜!
自分で型紙を切り開き、ピンタック入りに応用する方法もありますが、初心者さんだと混乱しちゃう気がします。
これはぬいぐるみ服用のシンプルなTシャツの型紙ですが、左右対称にピンタックを作ってから、
“わ”の部分が真ん中になるように布を折って裁断すると、
ちゃんとピンタック入りのデザインになるので、ぜひ試してもらいたいです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
【ミシンの種類別】ピンタックを縫うコツ
実は使うミシンごとにちょっとしたコツがあるんです。
【家庭用ミシン】ピンタックを縫うコツ
家庭用ミシンはいろんな模様縫いができるように、針穴が大きくできているんです。
なので、職業用などの直線縫い専用ミシンにくらべて布が進まないことがあります。
0.5 ㎝くらいだといけるのですが、0.3~1 ㎝のように細くなると、針が同じところを刺して裏に糸玉ができていたり。
そんなときは、コピー用紙やトレーシングペーパーをしてにしいて、一緒に縫うと進みがいいですよ(*^^*)
縫ったら最後にピリピリ〜っと紙をはがせばOK。
折り目をつけてひっぱると簡単に取れます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
【職業用ミシン】ピンタックを縫うコツ
職業用ミシンを持っている人には、ぜひこれを試してもらいたい!
「段押さえ」というちょっと特殊な押さえです。
わたしが持っている押さえは0.2 ㎝幅のものですが、0.1~1.0 ㎝のいろいろな幅があります。
押さえの内側に折山を当てるだけで、0.2 ㎝幅でステッチができるという優れもの。
普通押さえより安定感があるし、段差がついているのでステッチがずれにくいんですよ〜(*^^*)
この子のお世話になってから、「ステッチの失敗」が格段に減りました。ピンタックじゃなくても普通のステッチでも大活躍してくれます。
ちなみに、職業用ミシンと工業用ミシンで併用できちゃいます(^^)(家庭用ミシンでは使えません)
ただしミシンによっては非対応のアタッチメントもあるので、購入前にご確認することをおすすめいたしますm(_ _)m
今回はピンタックの詳しい縫い方やコツについてまとめてみました。いかがだったでしょうか?
わかりやすく伝えたくて同じような表現を繰り返したり、逆にわかりにくい部分があったらすみません。
もし「ミシンがないけど、ピンタックをやってみたい!」という方がいたら、手縫いでやってみてください。
並縫いで縫うとハンドステッチ風で可愛いと思いますよ(*^^*)
よく分かりました
型紙がなかなかなくて困ってました。最初に布にタックをよせる!なるほどです
ありがとうございます