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こんにちは!久しぶりの更新になります、ぬいぺです。
みなさまお盆の連休いかが過ごされましたでしょうか?
さて先日↓のツイートをしました。
ぬいぐるみの型紙の作り方【パンツ編】の記事を制作中🐝
今回はプリキャのリラちゃんに協力してもらっています🐈📸
明日公開できる予定なので、パンツの型紙難民の方、楽しみにしていてください☺️ pic.twitter.com/L6xKQsP43w
— ぬいぺ@ぬい服型紙職人 (@nuinuipe) August 26, 2019
と、いうわけで、今回はぬいぐるみのパンツの型紙の作り方を解説していきます!
待ちに待ってくれた方々、お待たせいたしましたm(_ _)m
わたしの完全自己流の作り方になりまして、拙い部分もありますが、お気に入りのぬいぐるみにパンツの型紙を作りたい方の参考になれば!と思います。
ちなみにTシャツの型紙の起こし方も記事にしていますので、こちらの記事をご覧ください。
パンツの型紙はTシャツよりパーツも少ないし(型紙2枚)型取りもしやすく、簡単です。
Tシャツの型紙作りで挫折した方にも、1度試してもらえたら!と思います(*^^*)
もくじ
【ぬいぐるみの服】型紙作りで必要な材料・道具
型紙作りに必要な材料や道具はこちらです↓
【必需品】型紙起こしの材料・道具
- ラップ
- アルミホイル
- シャープペン・チャコペン
- 裁断ばさみ
- まち針
- 方眼定規
アルミホイル
今回はより身近な材料で服作りが初めての人も取り組みやすいように、アルミホイルを使ってみました。
スーパーや100均に売っているごく普通のアルミホイルでOKです。
アルミホイルが破れて扱いにくい!という方は、Tシャツと同じように布を使うとやりやすいと思います(^^)
定規
型紙の線をかいたり、縫い代をつけるときに使います。目盛りが付いている透明の方眼定規がおすすめです。わたしは50 ㎝と30 ㎝の方眼定規をよく使います。
曲線の長さをはかることも多いので、やわらかくしなるものがいいです。
【あると便利!】型紙起こしの材料・道具
絶対必要ではないけれど、あると作業がはかどるアイテムです。
- 黒のラインテープ
- カーブ定規
- ルレット
- カッター板
黒のラインテープ
型紙の目安となるボディラインを入れるのに使います。
印代わりなのでペンでも代用できますが、テープの方が貼ったり剥がしたりできるので便利です。わたしは0.15 ㎝幅を愛用しています(^^)
ダイソーを散歩してたら文房具売り場で似たようなものを発見。
今回初めて使ってみたのですが、↑のテープの使い心地とほぼかわりませんでした。(ちょっと太い)
安いし手軽だし、みつけたら即購入をおすすめします!
カーブ定規
曲線をえがくことが多い型紙作りで大活躍します。なければフリーハンドでもOKですが、定規を使えばきれいな線が引けますよ(^^)
型紙作りをよくする方ならあったほうがいいかなと!わたしが愛用している定規のリンクを貼っておきます。
ルレット
型紙を布や別紙に写すときによく使います。なぞるだけで印がつく優れものです。
ソフトタイプとハードタイプがありますが、わたしはギザギザが鋭いハードタイプをよく使います。
カッターマット
ルレットとセットで使い、テーブルが傷付くのを守ります。
型紙の作り方
さっそくパンツの型紙を作っていきましょう!
作り方の流れは、
- ぬいぐるみにラップを巻く
- アルミホイルでパンツを型取る
- 紙に型紙を写す
- パターンチェックする
といった感じ。
工程ごとに詳しく説明していきます(^^)
ちなみに、前回Tシャツ編ではシェリーメイちゃんにモデルになってもらいまして。
今回はプリンスキャットのリラちゃんに、型紙作りに協力してもらいました♪
はぁかわいい♡(しんどい)
↓はミニリラちゃんとぷちりらちゃんに激励をうけるリラちゃん。
ミニちゃんたちの見上げる姿がいきてるみたいにとても愛おしいのです。。。(いきてる)
ダッフィーやシェリーメイ、ジェラ&ルーなど、他のぬいぐるみで作りたい方も多数いると思います。
ぬいぐるみの種類は違っても、同じ作り方でできるのでご安心くださいね(*^^*)
ぬいぐるみにラップを巻く
ぬいぐるみのお腹とあしに、ラップを巻いていきます。(ぬいぐるみの汚れ破損防止&毛並みをおさえて正確な型紙を作るため)
お腹とあしをそれぞれ巻くと、股部分があいてしまうので…
別途ラップをつぎます。わたしは前後をテープでとめて、固定しました。
ボディ線を入れる
ラップを巻いたら、目安になるボディ線を前中心と後中心に入れていきます。しっぽ部分は何となくさける感じでOKです(^^)
マジックなどで書いてもいいのですが、書き直しが効かない&ぬいぐるみが汚れる可能性もあるので、私は細い黒テープを使っています。
ぬいぐるみにアルミホイルを巻く
アルミホイルをパンツの形になるように巻きます。大きめに切って、前後を包むように巻くのがコツです。
アルミホイルはくっついて小さくなりがちなので、わたしは余裕を持たせてゆるめにふわっと包んでいます。
あし部分のアルミホイルをまち針でとめます。アルミホイルは柔らかくて破れやすいので、そっと優しく刺しましょう♪あとで内側にテープを貼るので、広めに幅をとっておきます。
股部分に向かって、アルミホイルに切り込みを入れます。ぴったりだとピチピチパツパツなパンツになるので、股下2~3.0 ㎝ほどゆとりを持たせるといいです。
前後の中心ラインに合わせて折り、アルミホイルをとめます。
アルミホイルを巻いたら、わき、あしの内側、ウエストの3ヶ所に縫い目の線を入れます。
あしの内側とウエスト部分は余分なアルミホイルを切り落としてOKです(*^^*)
アルミホイルをぬいぐるみから外します。
わき部分の黒いテープに合わせて、ハサミでカットします。
型紙を紙に写す
アルミホイルで作った型紙を紙に起こします。紙の上にアルミホイルの型紙をおき、まわりをルレットでなぞって写すと効率がいいです(^^)
股ぐり部分はアルミホイルが破れやすく形が取りにくいので…くの字になるように修正してあげると形のいい型紙になります。
ガタガタしている線は、滑らかにつなぎなおしちゃいましょう♪
ついた印をシャープペンでなぞります。私はアルミホイルが縮んでいることを考えて、ひとまわり(0.1~2 ㎝)大きめになるように型取りました。
カーブ部分は定規に合わせてきれいなラインになるようにつなぎ直しています。
後パンツも同じように写します。
後パンツのわき線は写真↓のように、前パンツわき線と左右対称になるように引きなおすことで、はかせたときに美しいシルエットになります。
次の工程で長さなど調整するので、何となく直しておけばOKです(^^)
【超重要】パターンチェックする
紙に写すことでだいぶ型紙らしくなってきましたね♪完成までもうひと息です!
最後に、きれいな型紙を作るためのとっておきのコツを伝授したいと思います。
ぬいぺ
パターンチェックとは縫い合わせる部分の長さや角度を合わせることです。これをするかしないかで、服の仕上がりが大きく左右するんですよね…。
きちんと型紙をパターンチェックしておくと、縫いがラク&時短になるので、面倒かもですがぜひ大事にしてもらいたい工程です(*^^*)
今回は、
- 前後のウエストラインのつながり
- 内側の股下の長さ
- わき線の長さ
- すそのラインのつながり
の4つを重点的にチェックします。
まずはウエストラインから。ウエスト上部分(1~2.0 ㎝くらいでOK)を合わせ、
なめらかな線になるようにラインを修正します。
次に、前後の内側股下の長さを合わせます。前後どちらかの長さに合わせて(お好きな方でOK)、印をしておくといいです。
わき線の長さをチェックします。わたしは偶然同じ長さでしたが、長さが違うことがほとんどだと思います。その場合、股下と同じように印をして、長さが同じになるように合わせてみてください(^^)
最後に、すそ線のつながりをチェックします。わきの裾を2~3.0 ㎝ほど合わせ、つながりを確認します。2や3でつけた印を意識しながら、線をつなぎなおします。
お好みの縫い代をつけて、完成です。お疲れ様でした(*^^*)
しっぽがある場合、型紙のおおよその位置に印をしておくとスムーズです!
これは完璧に自己流なのですが、前は前中心のウエスト上部、後ろは後中心の股ぐり下部に平行になるように入れています。
Tシャツほど地の目を機にする必要はありませんが、こだわりたい方は参考にしてください(^^)
ぬいぐるみの型紙の作り方のパンツ編、いかがだったでしょうか?
基本の型紙の作り方を説明しましたが、ぬいぐるみや型紙の取り方によっては調整や直しが必要な場合もあります。
特に型紙作りが初めての方であれば、本番の生地で作る前に、いらない布などで試作するのがおすすめです。
実際に生地で作れば、しっぽ穴の位置もおおよそ断定しやすいかな?と思います(*^^*)
関連として、Tシャツの型紙の作り方もあるので、興味のある方はのぞいてみてください♪
お問い合わせ
作り方について質問がある場合は、コメント欄からお願いします。1日以内の返信を心がけています。遅れることもありますが、3日以上たっても返信がない場合、お手数ですが再度お問い合わせをお願いします。
ツイッターからも歓迎です。できた作品の写真をツイートするときに「@nuinuipe」と入れてもらえると、わたしも見ることができるので嬉しいです(*^^*)
型紙について間違いをみつけたときも、是非教えてくださいm(_ _)m
今後もぬいぺをよろしくお願いします♪