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こんにちは、ぬいぺです。
前回書いた型紙の使い方と裁断について書いた記事が思った以上に反響があって驚いています。笑
今回はそれに関連する話で、ぬいぺが普段使っている洋裁道具について書いていきます。
使いやすいおすすめの道具って何?
洋裁初心者だけど何が必要なの?
という疑問に答えていくので、服作りの参考にしてください。
初めてこのブログにきてくれた人は、下の記事も読んでみてください(^^)
もくじ
型紙や裁断で便利な道具
定規
①50㎝方眼定規
大きな製図や型紙を作るときに便利です。布を裁断するときに地の目を確認したり、型紙を置くときに使っています。
②30㎝方眼定規
定規は透明な方眼定規が便利です。30㎝の定規には0.7 ㎝、1.2 ㎝の目盛りがついているので、縫い代つけなどに使えます。また、程よくしなるので、袖やえりなどのカーブをはかるときにも使えます。
③竹尺
20㎝の竹の定規です。ミシンやアイロンの作業でささっと長さを図りたいときによく使います。竹なので熱を通さず、アイロンのそばにおいても暑くならず溶けないのが良いです。
④金尺
ステンレス製の定規です。ステンレスなので外気による影響が出にくく目盛りが安定するのが利点ですが、あまり変わりはないので方眼定規と竹尺で十分です。15、30、60、100㎝とあるので、大きな作図や型紙を引くときに便利です。
はさみ
①と②は布を切る専用のはさみです。紙やプラスチックなど布以外のものを切ると刃が痛んでしまうので、必ず布専用のものを用意してください。
①鉄のはさみ
最も切れ味が良いです。ただし、使っているとサビがついて切りにくくなるので、定期的にお手入れをする必要があります。
家でできる!簡単鉄の裁断はさみのお手入れ方法
はさみのサビ防止や切れ味保持のために、自宅で簡単にできるお手入れ方法があるので紹介します。
用意するもの
①ミシン油
ミシンのメンテナンス時に注油する油です。手芸屋さんやホームセンターで300円前後で売っています。100円ショップにもあるみたいです。
②お手入れするはさみ
③残布2枚
⑴残布でほこりを拭きます。
⑵ミシン油を出します。
⑶刃部分に油を塗ります。
油のかたまりができると多すぎるので、余分な油を拭き取ります。
油の膜がうっすら貼るくらいが丁度いいです。(最初は難しい感覚かも?)
⑷完成です!
使用頻度によりますが、切れなくなったらお手入れのサインです。
油がついて汚れになるかもしれないので、本番の裁断をする前にいらない布で必ず試し切りをしてください。
鉄の糸切りはさみも同様にお手入れできます。
サビ止め袋に入れて保管すると、よりサビづらいです。50円前後で売っています。
プロのはさみ研ぎに出す
いくらお手入れをていても、サビがついたり落として切れなくなることがあります。そんな時はプロの技術に頼るのが一番です。はさみ研ぎは刃物研ぎ専門店や手芸屋さんで有料で行っているサービスです。値段ははさみの状態にもよりますが2000円前後で、切れ味が新品のように蘇ります。
仕上がりに約1~2週間ほど掛かりますが、愛用のはさみが切れ味抜群で返ってくるのは嬉しいですよね。
はさみの値段は安いものから高いものまでピンキリですが、高いはさみほど大事に長く使いたいものです。
ちなみにぬいぺは母校の専門学校の購買に頼みに行くことが多いです。
ネットの評判を見てみるとオカダヤさんのはさみ研ぎは職人さんが手研ぎで丁寧にやってくださるようで、おすすめみたいですよ。
②ステンレスのはさみ
サビにくく、持ち手がプラスチックなので軽くて疲れないので、初心者向けのはさみです。お手入れも必要ありません。
値段は1000円前後からあり、鉄のはさみに比べて手が届きやすいです。100円ショップでも売っているので、洋裁初心者で初めて買う人は試しに買ってみるのもアリです。自由研究などでお裁縫にチャレンジしてみたい小学生にもいいと思います。
ただし、安さゆえか切れ味や使い勝手は値段相応なので、本格的に洋裁を始めるならば高めのステンレスや鉄のはさみを買うことをおすすめします。
③紙切りはさみ
型紙を切り取るのに使います。お手持ちの使い慣れているはさみで良いです。
型紙の使い方や裁断方法については↓の記事でどうぞ!
ロータリーカッターとカッターマット
①ロータリーカッター
布はもちろん、紙や薄手のゴムシート、フィルムなども簡単に切れるカッターです。
替刃が別売りしているので、切れ味が悪くなると刃を交換します。はさみで切りにくい細かい部分の裁断に便利です。
ぬいぺもよく使っています。
②カッターマット
カッターで切るときに下に敷きます。大きさや値段は小さいものから大きなものまで様々です。ぬいぺはA3サイズのマットを愛用していますが、ダッフィーの服のサイズであれば難なく使えます。大きいものを裁断するのであれば、大きめのマットを購入するか、裁断はさみで切るのが良さそうです。
ルレットとへら
ルレット(①ソフトルレット、②ハードルレット)
ピザを切り分けるみたいな洋裁道具です。(笑)歯車のようなパーツで布に印つけをするときに使います。ソフトタイプとハードタイプがありますが、転写するならソフトタイプで十分です。
ルレットは歯車が強く当たると布を傷めるので、薄地には使いません。
チャコペーパーとセットで使うことが多いです。
③へら
ルレットと同様に布に印つけをするときに使います。綿・麻などの丈夫な布や、布に折り目をつけるときに使いますが、今はルレットの方が主流です。ぬいぺは裏地に印をつけるときに使っています。
ルレットやヘラで印をつけるときに台を傷つけてしまうのでカッターマットを敷きます。ない方は厚紙などでも大丈夫です。
チャコペーパーとチャコペンシル
①チャコペーパー
布に印をつけるのに用いる複写紙です。型紙と布の間に入れ、上からなぞると紙についているチョークが布に写ります。
水で落ちるタイプが定番ですが、写した印が完全に消える前にアイロンをかけると印が消えにくくなるので、水で落としてからアイロンしてください。
②ペンシル型チャコ
③消えるチャコマーカー
④シャープペン型チャコ
⑤チョークチャコ
②から⑤はチャコペンですが、ペンシルからチョークタイプまで、いろいろなチャコペンがあります。
個人的なおすすめは、シャープペン型と水で消えるチャコペンです。
シャープペン型のいいところは芯の太さが変わらず、布に細かく印をつけられるところです。
チャコマーカー時間が経つと印が勝手に消えます。他のチャコでは印が目立たないときにもよく使っています。
縫いで必要な道具
手縫い針
手縫用の針で布を縫い合わせるときに使います。長針と短針があり、布や縫い方により使い分けます。
6~9番まであり、番号が大きいほど針は細くなります。
普通地や薄地の布であれば、9番が良いです。
まち針
まち針は布に型紙を止めたり、縫い合わせをするときの布を止めたりします。
縫い合わせの布を止めるときに、まち針を刺したままミシンで縫って、針が折れた。なんて経験はありませんか?
そんなときは下の仮止めクリップがおすすめです。
仮止めクリップ
布に穴を開けないので、ラミネート生地や合皮、革を止めるときにも使えて、厚地でもがっちりはさんでくれます。目立つので、仮止めの外し忘れも起きにくいです。0.5~1.0 ㎝の縫い代幅の目盛りがついているので、きれいに仮止めができます。針のように手に刺さることもないのでお子さまや洋裁初心者の方におすすめです。
色々なクリップがありますが、ぬいぺはClover 仮止めクリップ 22_736を愛用しています。10個で600円前後と若干高めですが、丈夫で使いやすいので損はないと思います。
ピンクッション
縫い針や待ち針を使いやすく刺しておく針刺しです。針のサビを防ぐために、中に毛糸や細かく切ったウールの布が詰めてあります。ゴムテープ付きで手首にはめておくタイプのものを使っていますが、手縫いでもミシン作業中でも針を取り出しやすいので便利です。
ピンクッション(マグネットタイプ)
マグネットタイプのピンクッションです。マグネットなので磁力で針を寄せ付けます。
個人的に布のピンクッションの方が使いやすいのですが、落ちた針を探したり、検針器のような役割で使っています。
縫いの小道具
絡まないように所々紐で縛って使います。仮縫い合わせや本縫いのミシンかけのしつけなどに使う撚りの甘い綿の糸です。
本縫いの糸に比べて切れやすく、手で簡単に引きちぎれます。色はしろ、ピンク、黄色、青などがあります。
先がとがっていて、角出しやミシン縫いの布送り、縫い目を解くときに使う金属製の用具です。
ミシンの縫い目をほどいたり、ボタンホールを開けるときに使います。
ミシン縫いや手縫いの糸切りに使います。細かい部分を切るのに便利です。
⑤指ぬき
手縫いの時に、中指の第二関節あたりにはめて、針の進みを補助したりすべりを防ぐために使います。
最初はわずらわしいと感じますが、厚地の縫い合わせは指ぬきは必須です。(指ぬきをはめていないと穴が空きます。笑)
薄地や普通地でも使い慣れれば早く手縫できるので、便利です。
ゴムテープを先にはさんで通すための道具です。
ほつれ止め
①ほつれ止め
布の端処理に便利なほつれ止めで、ロックミシンやジグザグミシンのような役目を果たします。
結び目のほどけ防止や補強、ボタンホールの穴かがりの補強などに使っています。
ダッフィーなどの人形の服作りであれば、ロックミシンやジグザグミシンをかけなくても、このほつれ止めの始末だけで十分です。速乾性があり透明で、ドライクリーニングや水洗いができるのも嬉しいですね。
②仮止めののり
アップリケをつけるときに、まち針やしつけ糸をつかわずに仮止めすることができます。のりは乾くと無色透明になり、水洗いで完全に消えます。
糸通し
針と糸をセットしてボタンを押せば、細い糸でも簡単に通せます。
以上、ぬいぺが普段使っている道具をふまえてまとめてみました。
ミシン周りの道具や針や糸については別記事でまとめていきます。
最後までお付き合い頂きありがとうございます♪
最近裁縫を始めたくいろいろ調べてます。
わかりやすい記事ありがとうございます!
縫いの小道具、写真の3~5と文章合ってない気がするのですが…確認よろしくおねがいします。
ご指摘ありがとうございます、修正いたしましたm(_ _)m